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母国では「見かけない」 ドイツ人が「すごい」と感銘 日本人なら“当たり前”の行動とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ドイツから来たマチルダさん【写真:Hint-Pot編集部】
ドイツから来たマチルダさん【写真:Hint-Pot編集部】

 日本とドイツは、ともに規則や規律を重んじ、真面目な国民性が似ているとよくいわれます。初めて日本を訪れたドイツ人留学生は、日本の街角である光景を目にして感心したようです。彼女の心を動かした、自国にない日本ならではの振る舞いとは、いったいどのようなものだったのでしょうか。

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上海での短期留学を終え、タイと日本へ

 ドイツからやってきた、大学生のマチルダさん。中国・上海で5か月間の留学生活を送ったあと、休暇を利用してタイと日本に旅行をしています。マチルダさんにとっては今回が初めてのアジア滞在であり、日本を訪れるのも初めてのこと。1週間という限られた滞在期間で、大阪、京都、東京といった日本の主要都市をめぐりました。

「ヨーロッパにいるだけでは学べない、アジアの文化や歴史を学びたかったんです。日本にいられる時間は短かったけれど、大阪城や大阪のだるまがたくさん並んでいる寺(勝尾寺)も良かったし、新幹線で駅弁を食べることができたから満足しました」

 異文化に触れ、喜びに満ちた表情からは、今回の旅が刺激的で充実したものだったことが伝わってきます。

規律を重んじるドイツ人も感心する他者への思いやり

 真面目で時間に正確であり、ルールを大切にするドイツ。日本と国民性が近いと表現されることも少なくありません。そんななか、日本を旅行するマチルダさんは、母国では見られない光景に遭遇したようです。それは、多くの人が日常的に利用する、鉄道の駅でのことでした。

「ひとつだけ、ドイツでも見かけない光景がありました。それは電車の扉が開いたとき、降りる人の動きが止まるまで、乗る人が動かずに待つこと。みんなちゃんと待っていて、すごいなと思いました。高齢の方を先に通して、リスペクトしているところも印象的でした」

 日本の駅ではごく当たり前の「降りる人優先」の乗降マナー。しかし、マチルダさんの目には、単なるルールを超えた他者への思いやりとして映ったのかもしれません。混雑するホームであっても、整然と順番を守り、見知らぬ人同士が自然と譲り合う姿に感心していました。

 効率や規則を重視するだけでなく、周囲の人々へのリスペクトを忘れない日本人。マチルダさんは観光名所を楽しむ一方で、日本の社会に根づく温かい心にも触れたようです。残りの滞在でも、さらにたくさんの素敵な発見があるといいですね。

(Hint-Pot編集部)