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「笑われるので話せない」の声も 糖尿病に対する偏見や誤解 厚労省が注意喚起
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「糖尿病」という病名を聞いたとき、どのようなイメージを抱くでしょうか。「不摂生が原因」「甘いものの食べすぎ」といった、自己責任論を連想する人も少なくありません。そんななか、厚生労働省が公式X(ツイッター)アカウント(@MHLWitter)で、糖尿病への正しい理解を求めています。
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「誰でもなりうる」糖尿病の真実
「糖尿病は誰でもなりうる病気」
そんな力強い言葉とともに投稿されたのは、糖尿病の原因や病態についてわかりやすく解説したポスター画像です。糖尿病は、インスリンが十分に働かないために血糖値が高い状態が続く病気ですが、その要因は決して「生活習慣」だけではありません。
投稿に添えられたリーフレットによると、自己免疫などが原因でインスリンが出なくなる「1型糖尿病」や、遺伝的な素因に生活習慣・社会環境要因が複合的に関わる「2型糖尿病」、さらに妊娠中に発見される「妊娠糖尿病」など、糖尿病とひとくちに言っても、さまざまな種類があります。
そして、生活習慣に問題ない人でも発症することがあるため、「体型に関わらず発症することもある」「本人の意思では変えにくい要因も関わる」と説明しています。
「笑われるから話せない」根深い偏見「スティグマ」
投稿では、「病気にまつわる誤解や偏見が、糖尿病のある人を傷つけたり、受診や治療の開始・継続を難しくしてしまうことがあります」と警鐘。このような根拠のない思い込みは「スティグマ」と呼ばれ、当事者を深く苦しめる要因となっています。
この投稿に対し、リプライ(返信)や引用リポストでは「早く正しい知識が認知されてほしいところですね」「糖尿病と言うとなぜか笑われるので、人には話せません」「少しでも広がるといいな」など、切実な声が相次いでいます。
糖尿病は、適切な治療やセルフケア、周囲の支援があれば、仕事や学業、家庭生活を自分らしく続けていくことができる病気です。厚労省は「正しい理解は、糖尿病の治療を続けていくための支えになります」と結んでいます。
(Hint-Pot編集部)