コロナ禍が4年目を迎えました。以前のような生活様式に戻せない日々がまだまだ続いて、ストレスが溜まりますよね。そのせいもあってか、頭痛や疲れ、だるさなどの“なんとなく不調”を感じる人も依然として多いといわれています。この“なんとなく不調”の原因と対策について、3人の医師に取材しました。

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2年連続で7割以上が「なんとなく調子が悪い」

　株式会社ツムラは2022年12月、全国の20代～40代の男女1800人を対象に「第3回なんとなく不調に関する実態調査」を行いました。「現在、日常生活の中で心身に『なんとなく調子が悪い』と感じることはありますか？」という設問に対し、「非常によくある」「ときどきある」「たまにある」と答えた人の合計値はなんと75.6％。実に4人中3人が“なんとなく不調”を訴えていることがわかりました。

　この調査は3年連続で行われており、昨年の77.1％から1.5ポイント減少していますが、依然として高い数値です。具体的な症状を問う設問では、多い順に「頭痛」（55.1％）、「疲れ・だるさ」（51.5％）、「目の疲れ」（50.0％）、「肩こり」（49.7％）となりました。

　病院に行くまでもないと考え、放置してしまいしがちな“なんとなく不調”。しかし、すっきりしない日々を送るより、原因を見極めて対処したいものです。