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夫との会話を「自分からやめる」妻…心身を蝕む「夫源病」の正体 夫婦関係を変える“一歩”を専門家がアドバイス

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

夫の言動が原因で、心身に不調をきたす妻はどうすれば良い?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】
夫の言動が原因で、心身に不調をきたす妻はどうすれば良い?(写真はイメージ)【写真:PIXTA】

 夫の言動が原因で、妻が心身の不調をきたす状態を指す言葉として最近、見聞きするようになった「夫源病(ふげんびょう)」。悪意のあるケースばかりではなく、日常の些細なすれ違いが積み重なって起こることも少なくありません。恋愛コミュニケーション専門家の妃谷朱理さんに、初期サインの見極め方から関係改善のヒント、“NG言動”などを伺いました。

 ◇ ◇ ◇

「夫源病」の引き金と初期サイン

「夫源病」とは、夫の言動がストレスとなり、妻が身体的・精神的な不調につながる状態を意味します。多くの場合、夫側に悪意があるわけではなく、根本には「求めているコミュニケーションや共感が得られない」という欲求不満の積み重ねがあります。

 とくに引き金になりやすい状況としては、「話を聞いてもらえないと感じる場面が続く」「共感よりも先にアドバイスをされる」といったことが挙げられます。こうした状況が蓄積すると、心の内側に静かな変化が起き始めるのです。初期サインは、激しい怒りや涙よりも、あまり自覚がないまま現れることが多い傾向にあります。

 夫との会話を自分から求めなくなる、些細な言動に強くイライラするようになる、「どうせ伝わらない」と期待することをやめ始めるなど、こうした自身の静かな変化に気づいたときは、早めに向き合うことが大切です。

関係改善のスタート地点は、相手ではなく自分自身

 夫婦関係の改善には、まず自分の余裕を取り戻すことが大切です。夫の言動に傷ついたり、気持ちが伝わらないストレスが続いたりすると、自分をすり減らしながら関係を保とうとしてしまうことがあります。

 多くの人がやりがちなのが、意識が相手に向きすぎていて「もっと尽くそう」「もっと頑張ろう」とする行動。実際には、それがかえって関係を一方通行にしてしまうことがあります。

 ぜひ、次の3つを意識してみましょう。

・一度、「相手のために」という意識を手放す
・自分の好きなことや、心身が整う時間を意識的に作る
・自分の状態を整えることを優先する

 スタート地点は、相手ではなく“自分自身”だということ。まず自分の心の余裕を守ることが、夫婦関係を根本から変えていく鍵になります。

無意識に関係を壊す「避けたい言動」

 関係を悪化させる要因として最も多いのが、「正論を優先した伝え方」です。そうした伝え方によって、相手の心を徐々に閉じさせてしまうことがあります。以下の、無意識にやってしまいがちな“NG言動”は避けるようにしましょう。

・「だから言ったでしょう」と責めるような言い方をする
・相手の感情を「そんなことで」と軽く扱う
・諦めて、関心を持つことをやめてしまう

 大切なのは「相手を変えること」ではなく、まず自分の伝え方や関わり方を少し振り返ってみること。小さな気づきが、長く続く関係を守る第一歩になります。

(Hint-Pot編集部)