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娘の学校で相次いだ持ち物隠し 学年集会で先生が放った言葉で「ピタッとやんだ」 大人たち“本気”に「こういう学校が増えてほしい」「やらずに隠す人たちはなんなんだろう」
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学校でのいじめや嫌がらせに、大人たちはどう向き合うべきでしょうか。ある保護者がX(ツイッター)に投稿した、学校側の対応をめぐる体験談が大きな話題を呼んでいます。学校で横行した“由々しき事態”に対して、学校が見せた姿勢とは。投稿者のまきまっきー(@yfmaki)さんに詳しいお話を伺いました。
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「これは犯罪行為である」 先生が学年集会で明言
まきまっきーさんの娘さんが通う学校で、あるとき、生徒の持ち物が隠される事件が起きました。学業に不可欠なものが、無人の教室から何度もなくなる状況だったといいます。
最初は故意かどうか判断がつかなかったものの、放課後に大勢の先生が校内をくまなく探したところ、故意としか考えられない場所から見つかったものがありました。なお、いまだに発見されていないものもあるとのことです。
この段階で、学校は速やかに、関係する保護者への連絡と情報共有を行いました。ちょうど重要な行事が間近に迫っていたこともあり、保護者と先生の間で対応を協議。その結果、学年集会の場で、先生が生徒たちに向けてこう明言しました。
「これは犯罪行為である。PTAが激怒していて、続くなら警察や弁護士を入れて徹底的にやると言っている。校長以下教員も同じ意見で捜査協力する」
すると、問題は「ピタッとやんだ」といいます。「断固とした姿勢が抑止力になりますね」と綴ったまきまっきーさんの投稿には、8.3万件もの“いいね”が集まりました。リプライ(返信)には、「大人が本気を見せるのは大切ですね」「こんな簡単に収まることをやらずに隠す人たちはなんなんだろうな」「こういう学校が増えてほしいですね」といった声が寄せられています。
保護者と先生が話し合って決めた方針
まきまっきーさんによると、毅然とした言葉の背景には、保護者と先生が丁寧に話し合って決まった方針がありました。目的は、あくまで「持ち物隠し行為をなくし、平穏な学校生活を取り戻す」こと。犯人の特定・処罰は手段のひとつとしつつも、高価なものはすでに発見されていたため、目的が達成できれば特定しなくてもよしとするという合意が、保護者と学校の間で成立していたといいます。
「『校長以下教員も捜査協力する』『警察、弁護士と対応する』という姿勢は、ある意味で生徒への指導のための演技のようなところがあります。実際にそのようなエスカレーションをしようというつもりは、お互いにまったくなかったと思います」
この出来事は、学校の外にいる地域の人々や保護者たちにも共有されたそう。事態が明らかになれば「校門を出ても卒業してもずっとついてくる」というメッセージを、冷静に伝えることが狙いでした。
「比較的初動の段階で最大限の抑止をかけることができ、ベストでないにしてもベターだったかなと考えています。無事、学校行事も乗り切り、みんなが落ち着いて学校生活を送れるようになって、本当に良かったと感じました」
子どもを守るために、大人が迷いなく行動した今回の事例。学校・保護者・地域が連携して初動で抑止力を示したことが、問題の早期解決につながりました。
同様の事例に悩んでいる保護者や先生たちに対し、「少しでもお役に立てれば」という思いで投稿したというまきまっきーさん。今回の対応を主導したクラス担任の先生は、生徒や保護者に惜しまれながら別の学校へ異動することになったそうです。同じくらいの年齢のお子さんを育てながら、毎日遠くから通っていたことも聞き「先生への最大限の感謝と、新しい赴任先でのご活躍をお祈り申し上げます」と語っています。
(Hint-Pot編集部)
