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ヘンリー王子 なりすまし電話に引っかかり波紋 “王室引退”への本音を暴かれてしまう 「僕は王族の中で普通な方」

著者:森 昌利

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ヘンリー王子【写真:Getty Images】
ヘンリー王子【写真:Getty Images】

ロシア人YouTuberが活動家グレタさんのふりでカナダの豪邸へ電話 会話をSNSに投稿

 最後の公務で感傷的になりにらみつけるような鋭い視線や、激怒しているような表情のメーガン妃の隣で、顔面蒼白のようにも見える移動中の姿を報じられるなど、話題に事欠かないヘンリー王子だが、またも脇の甘さを露呈した。信じられないような話ではあるが、ロシア人YouTuberの2人組が、産業資本主義を真っ向から批判して世界的な知名度を得た17歳の環境問題活動家のグレタ・トゥンベリさんとグレタさんの父親になりすまし、ヘンリー王子と電話で2度も会話していたことが明らかになった。その録音テープは、アニメ画像に合わせられ現地時間9日にSNSで投稿されている。

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 英大衆紙「ザ・サン」が大々的に報じたところによると、このロシア人YouTuberはウラジミール・クズネツォフとアレクセイ・ストリヤロフ。別名「ボバン・レクサス」としても知られる2人組だという。この2人組は過去に世界的歌手エルトン・ジョンや政治家にもいたずらを仕掛けていることが知られている。

「サン」紙によると、この2人がグレタ・トゥンベリさんとグレタさんの父親になりすまし、メーガン妃とヘンリー王子が現在居住するバンクーバーの豪邸に電話をかけ、昨年の大晦日と今年1月22日の2回にわたって会話を交わしていた。

 豪邸の電話番号をどうやって入手したのかそれは不明だが、ヘンリー王子が2人を、現在では世界的に有名になった17歳スウェーデン人活動家とその父親と思い込んだのは事実のようだ。その電話の録音テープが3月9日の夜、YouTubeとフェイスブックに投稿された。

 この会話中、ヘンリー王子は気さくに聞かれたことに答え「(“王室引退”は)難しい決断だったけど、息子を守り、家族のためには正解だった」「10年間の軍隊生活を経験したこともあって、僕は他の家族のメンバーより普通なんだ」と発言。問題の渦中にいるアンドリュー王子に関しても「多くは語ることはできない」と前置きしながら「彼が何をしたか、しなかったか、それは僕の家族とはまったく関係ない」と話して、叔父との関係を完全に否定した。

 さらにトランプ大統領に関しては、炭鉱業界を後押ししていることから「彼の手は血にまみれている」と語り、地球温暖化に疑念的なアメリカ大統領を批判。また「ロイヤル」の文言使用禁止や「HRH」のタイトル剥奪については「誰も僕からタイトルを剥奪したわけじゃない。便宜上そうしただけで、それをマスコミが大げさに報じているだけ」と発言。かなり自分にとって都合の良い解釈をしているようだ。他にも英首相についてやプライベートジェット問題についてなどにも答えているという。

 しかし“王室引退”後、北米での経済活動も注目されるが、いたずら電話に引っかかり、聞かれたことに何でも答えてしまう脇の甘さを露呈してしまうと、王室関係者も“これから先が思いやられる”と肝を冷やしているのではないだろうか。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)