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「人として、どうだろう?」 アメリカ人のママ友と映画鑑賞 ハプニングで感じた価値観の違いとは

公開日:  /  更新日:

著者:i-know

「これは清掃員の仕事」と思い込みすぎている?

ゴミ箱周辺にゴミが散乱している光景は、アメリカでは珍しくない【写真:i-know】
ゴミ箱周辺にゴミが散乱している光景は、アメリカでは珍しくない【写真:i-know】

 数週間後、今度は我が子だけを連れて1ドル映画を観にいくことにしました。すると上映後、デジャブのような光景が! なんと、同じ列の子どもが、ポップコーンを座席や床に大胆にこぼしていたのです。そして、その子の親は、拾わずにそのまま出口へ向かっていきました。

「あの人も拾わないの?」と不思議に思った私でしたが、ふと頭によぎったのは、アメリカでは「落としたものを拾うことは、悪いマナーなのかもしれない」ということでした。

 たとえば欧米のレストランでは、床に落としてしまったフォークを客自身が拾うことは、マナー違反です。そのような場合はスタッフを呼び、フォークを拾ってもらって新しいものをもらうことが正しいマナー。それを知っている日本人の方も多いのではないでしょうか。

 そういった欧米の文化ゆえに、私がポップコーンを拾い集めたのはマナー違反だったのかもしれない……と一瞬、考えはしました。その一方で、こんな思いもあります。レストランではない公共の場所で、自分が落としたものを拾わないのは「人として、どうだろう?」と。

 アメリカ人は「落としたものを拾ってはいけない」「これは清掃員の仕事」と思い込みすぎているがゆえに、公共のトイレや公園、道端などにゴミが散乱していて汚いのではないか――。

「郷に入っては郷に従え」という言葉がありますが、私は海外生活が長くなっても、こういった点においてはアメリカナイズされたくないと感じます。日本で育ったからこそ身についた素晴らしいマナーは「日本人としての誇りだ」と。そんなことを考えさせられた、プレイデートでの出来事でした。

(i-know)

i-know(いのう)

大学卒業後、フリーランスライターに。お笑い雑誌やファッション誌で、著名人のインタビューを中心に活躍。34歳のとき日本のキャリアに一区切りをつけ、単身ニューヨークへ。その後、ハワイのロコ(地元民)と結婚し、現在は2人の子ども(8歳、6歳)をバイリンガルに育てるべく奮闘している。