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ドイツで感銘を受けた日本のことわざ 日本人でも誤解しがち? 在ハンブルク総領事が明かした真意に「美しい視点」と称賛の声
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日本に古くから伝わることわざには、意味が誤解されて伝わっているものも少なくありません。しかし、そこには日本人の慎ましさや奥ゆかしさが込められており、その“真意”に海外の人々が心を動かされることもあるようです。日本国総領事の戸田真介さんが在ハンブルク日本国総領事の公式インスタグラムアカウント(generalkonsul_von_japan_hh)で、日本のあることわざを紹介。ドイツをはじめ、多くの人々が感銘を受けたのは、いったいどのような内容だったのでしょうか。
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優しさを「種」にたとえ、ことわざの“真意”を解説
戸田さんが取り上げたのは「情けは人のためならず」ということわざ。有名な表現ですが、誤った意味で認識されることも少なくなく、戸田さん自身も子どもの頃に「みなさんと同じように『人に優しくしすぎると、かえって弱くなってしまう』と思っていました」と打ち明けています。
それを踏まえ、戸田さんは「それは誤解です」ときっぱり。本来の意味について「『親切は他人のためではなく、最終的には自分のためになる。なぜなら、善行は必ず自分に返ってくるからだ』ということです」と伝えました。
そのうえで、この考え方は「仏教における因果の法則を反映している」と説明。他者への親切な行いを「畑にまく種」にたとえ、愛と助け合いの種をまいた人は、やがてその実りを得ることができると語りかけます。
さらに、この思想はドイツの人々にとっても、決して遠いものではないと続けます。聖書にある「黄金律」に基づく「自分がしてもらいたいように他人にも接しなさい」という考え方によく似ているとし、「実に単純なことなのです」と結びました。
投稿のコメント欄には「優しさは大きな力だ」「その通り。一番幸せなことは、他人を幸せにすることです」「美しい視点」といった声が寄せられています。ことわざに込められた日本人の高潔な精神が、国境を越え、多くの人々の共感を呼んだようです。
(Hint-Pot編集部)