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「シソが食中毒予防に役立つ」といわれるのはなぜ? “名脇役”が秘めるトップクラスの栄養素とは 栄養士が解説
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教えてくれた人:藤田 えみこ

清涼感ある香りが特徴のシソ(青ジソ)。薬味や料理の彩りとして親しまれていますが、昔から「刺身に添える」「お弁当に入れる」など、食中毒予防との関わりでも知られています。シソにはどのような栄養成分が含まれ、日々の食卓ではどのように取り入れると良いのでしょうか。管理栄養士の藤田えみこさんに伺いました。
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シソの香り成分に期待される抗菌作用
シソは「大葉」として店頭に並ぶことも多い野菜です。通年見かけるため、普段はあまり意識しないかもしれませんが、旬は6月から7月頃。これからおいしい季節になります。
シソが「食中毒予防に役立つ」といわれるのは、香り成分に理由があります。シソにはペリルアルデヒドという香り成分が含まれており、この成分に抗菌作用があるとされています。刺し身やお弁当にシソを入れる習慣は、こうした働きへの期待によるものです。
ただし、シソを入れたからといって、食中毒を完全に防げるわけではありません。食中毒を予防するには「つけない・ふやさない・やっつける」の3原則をもとに、衛生面を考慮して食品を扱い、調理することが大切です。あくまで補助的な役割として、上手に活用しましょう。
また、シソ自体を生で食べることが多いため、衛生的に扱うことも重要です。使う前に、流水で一枚ずつしっかり洗いましょう。店によっては個包装されず、そのまま水に浸した状態で販売されていることもあります。見た目がきれいでも、汚れや菌が付着していることがあるので、注意しましょう。葉の表面には細かな凹凸があり、とくに汚れなどが残りやすいため、丁寧に洗ってください。洗ったあとは、キッチンペーパーでしっかり水気を取ります。