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「シソが食中毒予防に役立つ」といわれるのはなぜ? “名脇役”が秘めるトップクラスの栄養素とは 栄養士が解説
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教えてくれた人:藤田 えみこ
シソはビタミン、ミネラルが多い
料理の“名脇役”のイメージがあるシソですが、日本食品標準成分表(八訂)増補2023年の数値をもとにみると、ビタミンやミネラルなどの栄養が多く含まれています。とはいえ、実際にシソを食べる量は少ないので、栄養摂取量としては多くはありませんが、シソが料理に添えてあったら残さず食べたいところです。
とくに、必要なときに体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜などの抵抗力を高めて免疫機能に関わるβカロテンは、野菜のなかでもトップクラス。また、丈夫な骨づくりに欠かせないカルシウムも多く含まれています。
旬のシソを大量に手に入れたときは、「しょうゆ漬け」がおすすめです。しょうゆ、みりん、砂糖を小鍋に入れて煮切り、粗熱が取れたら清潔な容器に移します。ゴマ油やラー油を加え、シソを1時間以上漬けるだけです。油を使うため、脂溶性のβカロテンも効率良くることができるでしょう。ごはんや豆腐に合い、シソをたっぷり楽しめます。
シソは傷みやすいため、保存方法にも注意が必要です。乾燥すると香りが落ちやすいため、保存する際は湿らせたキッチンペーパーで包み、保存袋などに入れて冷蔵庫で保存しましょう。葉が重ならないようにすると、比較的長持ちしやすくなります。ほかには刻んで冷凍保存する方法もあり、必要な分だけ取り出して使えるため、薬味として活用しやすいです。
シソは彩りだけでなく、栄養面でもうれしい野菜です。日々の食卓に上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(Hint-Pot編集部)

藤田 えみこ(ふじた・えみこ)
管理栄養士。女子栄養大学卒業後、教育や医療・介護の現場の献立開発に携わる。結婚後、地元山口県へUターン移住。出産・育児を経て、栄養と献立を伝える現場へ転職。コロナ禍をきっかけにオンラインにて料理講師としての活動をスタート。痩せにくい世代へのダイエットメニュー、災害時に役立つ防災食講座などが人気。健やかな体作りのために、栄養や調理など食の知恵を発信する。2児の母。
インスタグラム:jitan.eiyo