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「考えること自体おかしい」 オーストラリア人が初めての日本で申し訳なさを感じていることとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

オーストラリアのメルボルンから来た(左から)レクシーさんとライアンさん【写真:Hint-Pot編集部】
オーストラリアのメルボルンから来た(左から)レクシーさんとライアンさん【写真:Hint-Pot編集部】

 訪日外国人旅行者数が増加の一途をたどり、日本は世界的な人気観光地となっています。一方で、各地ではオーバーツーリズムやマナー問題、多言語対応など、受け入れ環境に関する課題も浮き彫りに。初めて日本を訪れたオーストラリア人カップルは、言葉の壁に対してある思いを抱いていました。

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初めての日本滞在を満喫するふたり

 オーストラリアのメルボルンからやってきたレクシーさんとライアンさん。ふたりとも今回が初めての日本旅行で、3週間の滞在を予定しています。東京から富士山周辺、そして京都、大阪と、日本の代表的な名所をたっぷりとめぐる計画です。

「みんな日本は素晴らしいって言うからね。人も、ライフスタイルも、ファッションや食事も魅力的で、来ない理由がないなって思ったの」

オーストラリア人が言葉の壁に抱いた思い

 ふたりは順調に旅を楽しむ一方で、やはり現地の言語が話せないことへのハードルは日々実感していました。

「正直なところ、言葉の壁っていうのは感じるよ。でもそれは、どちらかというと僕たちの問題だよね」

 ライアンさんの言葉に、レクシーさんも深くうなずきながらこう続けます。

「そうね、私たちは訪れている立場だし、日本語がわからない私たちのために、日本人がなんでも対応してくれて当然だとは思わないわ。そして、日本人がお世話をしてあげなきゃいけないって考えること自体おかしいと思うの。言葉が話せなくて申し訳ないなって感じることもあるけれど、どうか気分を害さないでほしいわ」

 実際に観光庁が行った「訪日外国人旅行者の受入環境整備に関するアンケート」調査でも、外国人観光客が旅行中に困ったことについて、施設等のスタッフとのコミュニケーション」が2番目に多い結果となっています。

 それでも、訪問国への敬意と気遣いを忘れないレクシーさんとライアンさん。その姿勢は、迎える側の日本人にとっても心温まるものです。残りの滞在も、言葉の壁を越えた素敵な交流ができると良いですね。

(Hint-Pot編集部)