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「外気温上昇で事故リスクが増加」 リチウムイオン電池の取り扱いに消費者庁が注意喚起 知っておきたい4つの注意点とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

スマートフォンやモバイルバッテリーへの内蔵など、いまや生活に欠かせない存在のリチウムイオン電池(写真はイメージ)【写真:写真AC】
スマートフォンやモバイルバッテリーへの内蔵など、いまや生活に欠かせない存在のリチウムイオン電池(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 5月も半ばを迎え、汗ばむ陽気の日が増えています。そんな気温の上昇に合わせて注目を集めているのが、身近な電子機器に使われるリチウムイオン電池に関する注意喚起です。消費者庁が公式X(ツイッター)アカウント「みんなの消費安全ナビ」(@caa_kodomo)に投稿した内容が、話題になっています。

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炎天下のリュック、就寝中の充電…身近な場面で起きた事故

「リチウムイオン電池製品は、外気温上昇で事故リスクが増加。暑い時期にも安全な使用を心がけましょう」

 同アカウントはこう呼びかけるとともに、実際に起きた事故の事例を紹介した公式サイトのURLも掲載。同サイトには次のような事例が載っています。

「電車内で、リュックサックに入れていたモバイルバッテリーから火災が発生し、2名が軽傷を負った。モバイルバッテリーはリュックサックに入れたまま、日中、炎天下に置かれていた」(8月)

「ワイヤレスイヤホンの電源を入れたまま充電し、寝ていたところ発煙。手探りで探していた際、指をやけどした。ワイヤレスイヤホンを置いた布団も焦げた」(5月)

 真夏だけではなく、気温が上がり始める今の時期にも、なにげない日常の中で事故が起きていることがわかります。

生活に欠かせないリチウムイオン電池 正しい知識を持った取り扱いを

 こうしたリチウムイオン電池にまつわる事故を防ぐために、投稿や公式サイトでは、気をつけたい4つのポイントが紹介されています。

○高温環境下に放置しない
 リチウムイオン電池を高温環境下に置くと、電池内の化学反応が加速され、性能低下や発火などのリスクが高まります。直射日光が当たる場所はもちろん、密閉された空間での放置も要注意です。とくに自動車内は短時間で高温に達することがあり、ダッシュボードや座席、トランクへの放置は電池に深刻なダメージを与えかねません。直射日光下での使用も、避けるべきとされています。

○強い衝撃や圧力、水濡れに注意
 硬い床や道路への落下、ヒップポケットに入れたまま座るといった行為は、電池内部の損傷につながることがあります。また、雨や水辺での遊びのあとに、濡れた状態で放置することもリスクがあるため、防水性能の確認も含めた丁寧な扱いが求められます。

○充電時の安全確保
 充電中は電池内部の化学反応が活発になり、熱がこもりやすい状態です。布団やソファ、カーペットなど熱がこもる場所での充電は避け、充電中は周囲に可燃物を置かないようにしましょう。満充電後も充電し続けたり、就寝中に充電したりすることは、万が一の異常に気づきにくいため、避けることが推奨されています。

○異常を感じたら使用を中止する
 本体が異常に熱い、バッテリーが膨張・変形している、焦げた臭いや発煙、異音がするといった異変に気づいた場合は、ただちに使用を中止してください。そのうえで、可燃物のない安全な場所に移動させ、メーカーや販売店に相談することが大切です。

 スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホンなどリチウムイオン電池が使われた製品は、現代の生活に欠かせないものとなっています。気温が上がるこれからの季節、日々の取り扱いを見直しましょう。

(Hint-Pot編集部)