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「患者の約半数が60歳以上」 食べられる野菜と誤認…厚労省が注意喚起した有毒植物4種とは
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山菜とりや家庭菜園など、植物に親しむ機会が増える季節。自然の中で食材を手に入れる喜びは格別ですが、身近なところに危険が潜んでいることを意識することも大切です。厚生労働省は、食品安全対策を中心に情報発信する公式X(ツイッター)アカウント(@Shokuhin_ANZEN)で、有毒植物について注意喚起。誤って口にした際に考えられる症状の数々に、反響が寄せられています。
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食中毒の事例が毎年発生中
「有毒植物を食用の植物と誤って食べて食中毒になる事例が毎年発生しています」
同アカウントはそう警鐘を鳴らし、食用植物と混同されやすい有毒植物を写真付きで紹介しています。取り上げられているのは、以下の4種です。
○スイセン
葉がニラやノビル、球根がタマネギと間違えられやすい。食後30分以内に悪心(吐き気)や嘔吐、下痢、流涎、発汗、頭痛、昏睡、低体温などの症状が現れる。
○バイケイソウ
オオバギボウシ(ウルイ)やギョウジャニンニクなどと間違えられやすい。嘔吐、下痢、手足のしびれ、めまいなどの症状が現れ、死亡することもある。
○イヌサフラン
葉がギョウジャニンニクやギボウシ、球根がジャガイモやタマネギなどと間違えられやすい。嘔吐、下痢、皮膚の知覚減退、呼吸困難に陥り、重症の場合は死亡することもある。
○トリカブト
ニリンソウやモミジガサなどと間違えられやすい。食後10~20分以内に、口唇・舌・手足のしびれ、嘔吐、腹痛、下痢、不整脈、血圧低下、痙攣、呼吸不全に至り、死亡することもある。
いずれも、見た目だけでは食用植物との判別が難しく、誤食による被害が毎年後を絶ちません。投稿では、重要な対策として「採らない!食べない!売らない!人にあげない!」と力強く呼びかけています。
また、厚生労働省のウェブサイトによると、「有毒植物を原因とする食中毒患者の約半数が60歳以上」とのこと。観賞植物のなかには有毒のものもあるため、「野菜と一緒に栽培しない」とこや山菜にも有毒植物が混ざっている危険性についても伝えています。
自然の恵みを安全に楽しむためにも、種類がわからない植物や、食べられるか確証のないものは、むやみに触れたり口にしたりしないよう注意しましょう。
(Hint-Pot編集部)