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ドライバーの“神対応”に「表彰してあげて」 高速道路上でトンネル火災発生…勇気ある行動に首都高公式アカウントも感謝
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高速道路を走行中、予期せぬ事故や火災に遭遇する可能性があります。ときには、ドライバー個人の冷静な判断と瞬時の行動が、その後の被害の規模を大きく左右することも。首都高速道路の道路交通情報を発信する公式X(ツイッター)アカウント(@shutoko_traffic)が投稿した、トンネル内での車両火災発生時の監視カメラ映像が大きな注目を集めています。進入禁止のサインを見て、迷わず停車したドライバーたちの見事な対応に、多くの称賛の声が寄せられました。
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トンネル手前でハザードを点滅させ、見事に停車
「トンネル防災へのご協力への感謝」
そんな書き出しで公開されたのは、トンネルの坑口手前から内部の方向をとらえた監視カメラ映像です。
映像の冒頭、トンネル上部に設置されたトンネル用信号機と警報板が作動し、進入禁止を示す「赤信号」が点灯。すると、黒い車両が減速し、ハザードランプを点滅させながらトンネルの入り口手前、信号機の真下付近で完全に停止しました。さらに、後続車両や緊急車両への配慮からか、車体を左端に寄せて中央に空間を作って待機します。
続いて後方から接近してきた車両も、前車に続いて素早く減速。同じくハザードランプを点灯させて、前車の後ろに整然と停車しました。
トンネル内への進入を完全に避けたドライバーたちの、極めて迅速かつ冷静な判断に対し、投稿のリプライ(返信)には拍手喝采のコメントが殺到。「後ろから緊急車両が来ることを想定して左端に寄せて停めているあたり好感度高すぎる」「先頭の黒の車、すごいなあ! ぜひ表彰してあげてほしい」「高速上で停まるの勇気いるよね。先頭車には拍手したい」などの声が寄せられています。
一方で、高速道路上での突然の赤信号という特殊なシチュエーションに対し「停止線もないし自分だったら『え、信号赤だけどここで停まっていいのかな?』って迷いそう」と、一瞬の判断の難しさに戸惑う声も見られました。
約1時間での通行止め解除へ 二次被害を防ぐ「トンネル用信号機」のルール
首都高速道路などによると、この事案が発生したのは2026年4月26日の午前9時前。東京都北区にあるC2中央環状線・飛鳥山トンネル(全長740メートル)付近で車両火災が発生しました。この影響により、同日午前8時56分から外回り(東行/江北JCT方面)の新板橋-王子北間で通行止めとなりましたが、迅速な処置により、約1時間後の午前9時55分までには解除されました。
首都高は、この早期の通行止め解除につながった大きな要因として、映像に映っていたドライバーたちの規律ある停車行動を挙げています。赤信号を無視してトンネル内に進入してしまうと、火災車両への二次衝突や、煙に巻き込まれるといった重大な二次被害を引き起こす危険性が極めて高くなります。
しかし、先頭車両が正しくルールを守って坑口手前で待機したことで、後続車も安全に停止でき、消防活動や救急活動が非常にスムーズに進行したといいます。
「この停車により二次被害が防止され、早期の通行止め解除に繋がりました。トンネル防災へのご協力に深く感謝申し上げます」と謝意を表明。同時に、「トンネルで火災が発生した際には、トンネル坑口のトンネル用信号機・警報板にて進入禁止をお知らせしますので、トンネルには入らず坑口での停車をお願いいたします」と、改めてドライバーへ向けて注意喚起を行いました。
(Hint-Pot編集部)