育児・家族

親が知らない 中高生のネットトラブルのリスク 巻き込まれた時「ネットで調べる」という子どもも

著者:Hint-Pot編集部

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親が気付かないうちに子どもがネット上でトラブルに巻き込まれている可能性も(写真はイメージ)【写真:写真AC】
親が気付かないうちに子どもがネット上でトラブルに巻き込まれている可能性も(写真はイメージ)【写真:写真AC】

13~18歳のスマホ事情 SNSで誹謗中傷の経験も

 株式会社NTTドコモでは、「中高生のスマートフォン(以下、スマホ)事情」をテーマに、日本全国の13~18歳までのスマホを所有する中高生200人(13歳~18歳の中高生男女、中学/高校で均等割付)を対象に、このほどアンケート調査を実施。中高生がSNSやネット上でトラブルに巻き込まれた場合に取る行動として「インターネットで調べる」が最多という結果に。親が知らないリスクや行動傾向が浮き彫りになりました。

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「これまでに、SNSに顔や制服の写った写真・動画を投稿したことがありますか?」との問いには、全体の42%が「ある」と回答。顔や制服など、個人情報の特定につながる写真を投稿している中高生は少なくないようです。特に中学生で見ると、「ある」と回答した人が45%と半数近くに上り、さらに「SNSに自分の学校名を書いて投稿したことがある」と答えた人も全体の15%、つまり約7人に1人となりました。

 また「SNSで誹謗中傷を受けた(明らかな悪口を言われた)ことはありますか?」という質問では、約7人に1人(14%)が「ある」と回答。具体的には、「自分が作ったオリジナルの作品を紹介したら、盗作と言われた」(17歳、高校生男子)、「体型について揶揄された」(15歳、高校生女子)などの声も。「SNSで誹謗中傷を受けたことがある」と答えた人を男女別に見ると、女子中高生が9%である一方、男子中高生では19%と10ポイントの差が。女子中高生よりも男子中高生の方が、よりSNSで誹謗中傷を受けやすい傾向にあると言えそうです。

 一方で、「自分自身のSNS投稿・コメント」については、3割近くの28%が「SNSで他者への批判・文句を投稿したことがある」と回答。中高生自身がSNSで批判・文句を投稿することで、誹謗中傷などの加害者となってしまうリスクも懸念されます。

 さらに、SNSでつながった人と実際に会うケースも少なくないようで、「友人がSNSでつながった人と実際に会ったという話を聞いたことがありますか?」という問いには4割近くの37%が「ある」と回答。女子中高生については、半数近くの48%が「ある」と答えている他、「自分自身がSNSでつながった人と実際に会ったことがある」という人も25%と4人に1人にのぼっています。

 学校のクラスのメンバーでSNSのやりとりをする“チャットグループ”については、「クラスに“チャットグループ”がある」と答えたのが87%となり、“チャットグループ”は中高生にとってごく身近な存在となっているようです。しかし、その一方で「クラスの“チャットグループ”に悪口が書かれているのを見たことがある」と答えた人が約7人に1人(14%)の割合でいて、クラスメイトとの関係悪化やいじめにつながりかねない使い方をしているケースもあるようです。“チャットグループ”での悪口の目撃経験としては、高校生が8%にとどまっているのに対し、中学生では5人に1人となる20%と多い結果になりました。

 さまざまなリスクのあるネットトラブル。では、万が一が起きてしまった時、子どもたちはどのような行動を取るのでしょうか。「インターネット上のトラブルに巻き込まれた時に、あなたはどうしますか?」という問いに対し、最も多かった回答は「インターネットで調べる」で76%という結果に。また注目すべきは2番目に多かった「親に相談する」の55%。つまり、残りの半数近い45%の中高生は、ネットトラブルが起きても親には相談しないという実態が浮き彫りになりました。