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「このアカウント神すぎ」料理の写真から店舗を特定…異例の試みなぜ? 物価高にあえぐ飲食店の“救世主”に

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

日々SNSで流れてくるおいしそうな飲食店の写真(写真はイメージ)【写真:写真AC】
日々SNSで流れてくるおいしそうな飲食店の写真(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 SNSでは日々、さまざまな飲食店の写真が流れてくる一方、店名が書かれていないケースも多く、モヤモヤしている人も多いのではないでしょうか。「あのおいしそうな料理はどこで食べられるの?」。そんな思いに応えるアカウントが今、ネット上で大きな話題を呼んでいます。飲食店の店名紹介に特化したSNSアカウント「店名を載せてないツイートの店名を記載する(@keizaiwo_mawase)」の運営者に、ユニークな取り組みの経緯を聞きました。

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「グルメ界の人力AI」「このアカウント神すぎ」の声も

「店名を載せてないツイートの店名を記載する」は、Xでフォロワー数16万人を超えるインフルエンサーアカウント。SNS上に投稿されたおいしそうな飲食店の写真から店を特定、元の投稿を引用する形で店名紹介を行っています。すでに来店済みの店についてはリアルな感想を伝え、行ったことのない店についても「ずっと行きたかったお店」など飾らない言葉で魅力を紹介。引用だけでなく、自身の好きなお店やおすすめの店を紹介する投稿もあり、ネット上では「このアカウント神すぎてえぐい」「一番有益」「発想がすごい」「グルメ界の人力AI」など、多くの反響が寄せられています。

 アカウントを運営するのは外食好きの20代女性会社員。週に10回以上飲食店に足を運び、1人でも複数人でも外食を楽しんでいるとのことです。「気に入ったお店には4日連続で通ったりします。4日目に私が現れたときは、店主に怖がられました(笑)。健康に食事ができるうちに、食事はおいしいご飯で常に埋め尽くしたいです」と、ユーモアを交えながら外食への思いを語ります。

「外食って手っ取り早く自分をご機嫌にできる方法だなと思っていて。周りの友達もご飯にお金をかける子が多いので、一緒に開拓することもあり、どんどんのめり込んでいきました」。店のリサーチについては「散歩中に見つけたり、暇な時間にGoogleマップをひたすら見たりしています。友人からのおすすめも多いです」と明かします。

 話題のアカウントを始めたきっかけには、飲食店への熱い思いもありました。

「行きつけの個人経営の飲食店が、ここ数年でどんどん閉店してしまったんです。食材費などが高騰する中で、『自分がSNSで発信することで、お店の継続に少しでも力になれたら』と強く思うようになりました」。SNSで日々流れてくる料理の写真について、「どこのお店なんだろう?」と調べ始めたことが、アカウントを始めるきっかけになったそう。

「きっと知りたい人は私だけじゃないはずだと思いました。店名を投稿することでSNSの発信力をつけられますし、そのお店もいろいろな人に知ってもらえる。さらに、店名を投稿する以外にも、自分のおすすめのお店を紹介することで、大好きなお店たちに少しでも協力できたらと思いました」

 投稿はすべて自主的なもので、お店側から頼まれて投稿するような“案件”は一切なし。「投稿がバズったとしても、実際にすぐ足を運ぶ人は、ツイートを見た人の中の1%もいないんじゃないかと思います」と自身の影響力についても現実的な見方をしています。それでも「すぐにお店へ行かない方たちも、一度認知していれば、その付近を訪れた時に行くお店の候補として思い出してもらえるんじゃないかなと」。飲食店の魅力を伝えるため、地道な投稿を続けているそう。

 今後の目標については「自分が稼ぎたいお金の半分が不労所得、半分が好きな仕事をしている状態。すなわち『プロニート』を目指しています(笑)。いつか飲食店に関わる仕事をするのも夢です」。ユニークな発想がいつか、物価高騰にあえぐ飲食業界の救世主となるかもしれません。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)