Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

話題

ゲーム・漫画禁止で育った姉が“覚醒” コミケで「魔法少女」に変身…絶句した母と家族の行く末

公開日:  /  更新日:

著者:佐藤 勇馬

子どもに「ゲーム禁止」させる家庭も(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子どもに「ゲーム禁止」させる家庭も(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもに対する「ゲーム禁止」をめぐる議論がSNS上で広がるなか、ゲームや漫画の規制が厳しい家庭で育った30代の男性の投稿が話題を呼んでいます。10歳上の姉は大学時代、反動で漫画やアニメの世界に深くはまり、コミックマーケット(コミケ)で「魔法少女に変身」したといいます。それを見た母親は、無理に禁止しても思うようにいかないと悟り、家庭内のルールを緩和しました。投稿者に当時の状況や、母親への思いを聞きました。

 ◇ ◇ ◇

ゲーム・漫画禁止の家庭で…大学生の姉が“覚醒”

「うちはゲーム禁止で、漫画も規制が強い家庭だった。10才上の姉が大学生になり自由の風に触れて覚醒した。小説は大量の漫画に置き換わり、コミケで魔法少女に変身したのを見て、母はようやく過ぎたるはなお及ばざるが如しとわかったようで、私が小学校高学年になって規制緩和された」

 6月20日、こうXに投稿したのは、保育園やベビーシッターなどの事業を手がける企業「ニューマン」で代表を務める大郷大介さん(@NEWMAN_DAI)。SNSでは、祖父が創業した同名の文房具メーカー「ニューマン」についても発信しています。

 発端となったのは、新聞に掲載された「家庭用ゲーム機が大流行しても、息子たちには絶対に買い与えなかった」「今しかできない経験をしなさいと育て、息子が成人した今でも正解だったと思っている」といった趣旨の投書を紹介した投稿でした。大郷さんはそれを踏まえ、ゲームや漫画を禁じられていた自身の家庭で起きた出来事を明かしました。

 大郷さんによると、姉2人と共に母親に育てられていた当時、家庭内ではゲームや漫画だけでなくテレビ視聴も1日30分までと規制され、基本的にNHK以外は見られなかったといいます。

 一方で、上の姉はある程度成長してから、アニメをこっそり見ていたそう。大郷さんも一緒に見た記憶があると振り返ります。やがて姉は大学生になり、自由にアニメや漫画に触れられる環境となりました。それまでの規制の反動なのか、姉はコミケで魔法少女のコスプレをするほど、漫画やアニメの世界にのめり込んでいきました。

 当時、母親はそれをどう受け止めたのでしょうか。大郷さんは「母が、漫画の詰まった姉の本棚の前で絶句していたのを記憶しています」と振り返ります。あらためて母親に当時の心境を聞くと、最初は「諦め」だったといい、やがて「制限しようとしてできるものでもない」と悟ったそうです。結果として、家庭内の漫画やゲームに関するルールを緩めるに至ったようです。