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サンリオ社長に株主総会で異例質問 ポチャッコ2頭身化めぐり株主が直撃→回答が「好感度爆上がり」と話題に

公開日:  /  更新日:

著者:佐藤 勇馬

「包み込まれるようなハグ」が忘れられない

 投稿者が「3頭身」にこだわる背景には、ポチャッコへの強い愛情がありました。2022年に約20年ぶりにサンリオピューロランドへ行った際、ポチャッコの実物の愛らしさに一目ぼれ。以降は大ファンになり、特にグリーティングの際の「包み込まれるようなハグ」が最大の魅力だといいます。

「数年前、1年間勉強してきた試験に落ちてしまい、精神的につらかった時期がありました。その数日後に行ったピューロランドで、ポチャッコは同じ高さの目線で私を見つめ、私の手を両手で握りながら『うんうん』と話を聞いてくれました。『1年間ポチャッコに会うのも我慢して試験の勉強がんばったんだけど、落ちちゃったんだ……』と話すと、これまでにないほど強く、苦しいくらいの力で私をギュッと抱きしめて、大きなふわふわの手で頭をなでてくれて、気持ちが一気に晴れました。忘れられない思い出です」

 それだけに、体型的に「包み込まれるようなハグ」が難しい2頭身への変身はショックで、「心のよりどころを失った気分」だったそうです。投稿者に限らず、ネット上では同じ思いを抱えるファンの戸惑いの声が見られます。

 投稿者は2022年にサンリオの株を購入。ポチャッコに心を奪われたことに加え、幼少期からサンリオキャラクターが好きで、ピューロランドにも改めて魅力を感じたからです。現在は2度の株式分割を経て、2525株を保有。今回の株主総会では「経営陣の方たちが気づくことができなかったファンの気持ちを確実に伝えたかった」という思いもあり、ポチャッコの頭身の件を質問しようと心に決めていたそうです。

 投稿者は今回の質問で気持ちが完全に晴れたわけではないものの、ポチャッコ本人の声として社長から答えを聞けたことは大きかったそうです。

「もちろん、そんな簡単に受け入れられるわけではありません。ただ、ポチャッコ本人がかわいいと思ってもらえるように考えて変身したんだもんね……と思うことができて、質問する前よりも変身を受け入れられる気がしました」

 投稿への反響は、大きく2つに分かれました。多くのSNSユーザーからは「サンリオの株主総会らしい質疑応答で癒やされた」「会場に笑いが起きてほっこりした」といった好意的な声が上がった一方、コアなファンからは「大人の事情をポチャッコのせいにしている」といった厳しい意見もありました。

 投稿者自身は、辻社長の回答に否定的な感情は抱いていません。むしろ、ポチャッコ本人の考えを聞かせてくれたことに感謝しているといいます。ただ、コアなファンの視点では、既存のファンに寄り添いきれていない面があるのかもしれないとも感じたそうです。一方で、今後さらにサンリオの魅力を高めていくための長期的な判断だったのではないかと、一定の理解も示しています。

 今後、サンリオに期待することを聞くと、投稿者は「世界中の人々を笑顔にして、さらに多くの方にサンリオキャラクターの魅力を広めていただきたい」と語ります。企業として成長や変化が必要なことは理解しつつ、同時に既存ファンのキャラクターへの思いも大切にしてほしいと願っています。

 最後に投稿者は、同じようにポチャッコを大切に思うファンに対して「3頭身のポチャッコに会えなくなってしまう悲しみはわかります。ポチャッコはみんなにかわいいと思ってもらえるように考えているとのことなので、その意思をくんであげたらポチャッコも喜ぶと思います」と思いを語りました。

(佐藤 勇馬)