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「いつもあの味を食べられるなんて考えられない」 スイス人が驚き 日本でひとくち食べた瞬間に“丁寧なこだわり”を感じたものとは
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日本を訪れた外国人が感心するもののひとつに、食材の品質があります。見た目の美しさや味わいはもちろん、細部にまで行き届いたこだわりに驚く人も少なくありません。アメリカ・ロサンゼルスに住むYoさんが、現地の生活事情や外国人から見た日本の印象などを綴るこの連載。第51回は、スイス人男性が日本ならではのこだわりを実感した食材についてです。
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母国では「国内で作るのが難しい」
訪日経験があるスイス人の友人に「日本で印象に残ったことって何?」と尋ねてみました。すると、彼の口から真っ先に飛び出したのは、果物の味についてでした。
「とくに桃、スイカ、ミカンがとても甘くて驚いたよ。いつもあの味を食べられるなんて考えられない。なんであんなに甘くて、おいしく育てられるのか不思議だったんだ」
彼がそう語る背景には、自国の環境も関係しているようです。スイスは国土の多くを山岳地帯が占めており、平地が少なく気候の制約もあるため、国内で栽培できる果物の種類が限られているのだそう。
そのため、スペインやアフリカなどからの輸入に頼る割合が高くなり、「とくにオレンジやメロン、バナナなどは国内で作るのが難しいんだ」と、彼は話します。
日本では季節ごとに多様な果物が流通し、どれも品質が安定していることに新鮮な驚きを覚えたようです。
店に並んでいるものの形にも感激
日本の果物の多くは、長年の品種改良によってさまざまな工夫が重ねられています。また、収穫後も傷がつかないよう丁寧に扱われるなど、店頭に並ぶまで品質を保つための管理が徹底されているのです。
こうした背景を伝えると、彼は深く納得した様子で、当時の記憶を振り返りました。
「お店に並んでいる果物が、どれもきれいな形をしていたこともよく覚えているよ。そうした丁寧なこだわりが、日本の果物の良さにつながっているんだね。本当に、もう一回日本に行きたいよ!」
日本の果物のおいしさや美しい見た目は、生産者や流通に携わる人々の努力によって支えられています。彼が日本の果物に魅了されたのも、そうした品質の高さを実際に感じたからなのかもしれません。
(Yo)
Yo(ヨウ)
新聞社に5年、ネットメディアに6年勤め、スポーツを中心に取材・執筆・編集活動をしたのちに退職。30代半ばでアメリカ・ロサンゼルスに拠点を移した。大学時代はバックパッカーとしてアジア、南米を放浪。仕事を含めて20か国近く訪れたものの、意思ばかり伝えてリスニングが苦手な一方通行イングリッシュに終止符を打つべく、英語習得にも励んでいるところ。
