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「一番切実な対応」 アトピー肌モデルが愛用コスメを教えない理由に称賛 自身の苦い経験から生まれた発信者としての“責任”

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「私の体が必死に私を生かそうとしたその証」

ロリィタファッション情報誌でモデルとして活躍【出典:YouTube「夕霧わかなちゃん」よりスクリーンショット】
ロリィタファッション情報誌でモデルとして活躍【出典:YouTube「夕霧わかなちゃん」よりスクリーンショット】

 発信者としての責任を大切にする夕霧さん。SNSで発信を始めたきっかけは、高校時代に「ボディポジティブ」という考え方に出合ったことでした。幼い頃は傷だらけの肌を恥ずかしく思い、同級生の白い肌をうらやみ、涙を流したこともあったといいます。しかし、あるとき考え方が変わりました。

「私の体が必死に私を生かそうとしたその証が、汚いわけがない」

 そして、かつての自分と同じように身体的特徴やコンプレックスに悩む人を勇気づけたいという思いから、自身の低身長やアトピーを隠さず発信するようになりました。

「私の体はアトピーが改善して生傷が癒えた今も、保育園の頃から消えないシミやシワ、白斑がたくさんあります。しかしこれらの傷がなければ、私は生きていないのです。どんなに傷ついても諦めずこの体が直し続けてくれたからこそ、私の今の命がある。本当に悩んでいたときは、傷跡をレーザーで消してしまおうかと思ったこともありました。しかし恥じることは、敬意に欠けていて失礼だと思ったんです」

 それでも、肌が弱くてメイクができない人への理解が十分ではないと感じる場面は少なくありません。「すっぴんはマナー違反」といった風潮や、「私は肌が弱いから」とすっぴんで過ごす人に対する批判的な声を見るたび、寂しさを感じることもあるそうです。

「メイクをするかしないかを、周囲の価値観ではなく、その人自身の体調や意思で選べるような社会になれば良いなと思っています」

 生き方や考え方をシェアすることで、「みんなの抱えている荷物が、マカロン1つ分だけでも軽くなること」を目指して発信を続けているという夕霧さん。その思いは、これからも同じ悩みを抱える人たちの背中をそっと押してくれそうです。

(Hint-Pot編集部)