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「実の母はいなかったけど…」 結婚式に駆けつけた3人の“お母さん” つらい過去を乗り越え、幸せ掴んだ女性の感謝に「愛情がすごい伝わる」「泣きました」の声続出

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

周りの人に支えられ、新たな門出を迎えた(写真はイメージ)【写真:写真AC】
周りの人に支えられ、新たな門出を迎えた(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 幼少期に親との別れを経験し、人とは違う境遇で育った女性。母親からの愛情を求める寂しさを抱えながらも、周囲の温かな人々に支えられ、新たな人生をスタートさせた姿がスレッズで話題に。結婚式を振り返り、「育ての母たち」への感謝を綴った投稿が人々の心を打っています。投稿者の悠里奈さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

晴れ姿を見届けた3人の母に感謝

「実の母はいなかったけど」という一文から始まる、胸に迫るエピソードをスレッズに投稿した悠里奈さん。添えられた写真には、10年前に挙げた結婚式での一場面が収められていました。

 華やかなピンクのドレスに身を包み、大きな髪飾りをあしらった悠里奈さんを、満面の笑みで力強く抱きしめる黒留袖姿の女性。周囲の目も気にせず交わされたハグからは、親子のような深い愛情が伝わってきます。

 悠里奈さんは幼い頃に預けられたまま、実母と離れて暮らすことになりました。そんな悠里奈さんを実の子どものようにかわいがり、成長を見守ってくれたのが、小学校時代の友人3人のお母さんたちです。一番幼い頃から見守ってくれた人もいれば、ピアノの発表会に足を運んでくれた人、育ての親である祖父母と親しく交流しながら家族を支えてくれた人もいました。

「苦しんだからこそ人一倍ありがたみがわかる」と綴られた投稿には、1.5万件もの“いいね”が寄せられました。リプライ(返信)には「3人もお母さんがいるなんてうらやましい限りです お子さんができたら、おばあちゃんが3人になるね」「苦しんだ分、幸せになってくださいね 祈ってます」「なんて素敵なお話なんでしょう!」「愛情がすごい伝わってきました」といった温かい声が寄せられています。

記憶に残る母との別れ、写真を通じて残してくれた思い出

結婚式で涙を浮かべる悠里奈さん【写真提供:悠里奈さん】
結婚式で涙を浮かべる悠里奈さん【写真提供:悠里奈さん】

 悠里奈さんが4~5歳の頃、実母は祖父母の家に悠里奈さんを残し、そのまま出ていきました。祖母に抱かれながら見送った母の背中は、今でも鮮明に覚えているといいます。

「口には出せなかったけれど、『置いていかないで』と心の中で叫んでいました」

 その後は高齢の祖父母に育てられました。しかし、祖父母は写真を撮ったり現像したりすることが得意ではなく、運動会や学校行事の思い出がほとんど残っていません。そんななか、友人のお母さんたちが代わりに写真を撮り、現像して届けてくれました。

「私の幼い頃の写真は少ないですが、数少ない写真は友人のお母さんが残してくれました。それがうれしいですね」

 また、幼い頃は、実母がいないことを恥ずかしく感じ、知らない人には祖母のことを「お母さん」と呼んでいたこともあったそうです。一方で祖母も、買い物先などで「娘さんですか?」と尋ねられると、どう答えればいいのか分からず、「ハハハ」と笑って受け流すことがありました。

「お互いに関係性に悩んでいたんだと思います」

 そう振り返る悠里奈さん。今では「おばあちゃんでもなく、お母さんでもなく、『ちゃあちゃん』が育ててくれたんだなと思います」と感謝を口にしています。