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グリーン車で「席を譲って」子連れ女性からお願いも、右足には“爆弾”…断る罪悪感にモヤモヤ
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JR東日本の在来線のグリーン車に乗車中、子どもを連れた女性から「席を譲ってもらえませんか」と頼まれたというSNS投稿が話題になっています。投稿者は右足にリンパ浮腫(ふしゅ)を抱えており、頼みを断ったものの、親子がその後もすぐ横に立ち続けたため、「課金してこんなに居心地悪いなんて切ない」とこぼしました。投稿者は、リンパ浮腫という病気をもっと知ってもらいたいとも訴えます。当時の状況や病気について本人に話を聞きました。
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着席15秒で「席を譲って」 投稿者のモヤモヤに反響
「グリーン車で席がひとつしか空いてなかった所にスルッと乗れたと思ったら子連れママさんに『子どもいて大変なので席譲ってもらえませんか?』と……グリーン車で座れたのに席譲るの? 私、見た目は超絶元気なオバちゃんだけど、右足にリンパ浮腫という爆弾抱えていて立ちっぱなし辛いのです」
7月20日、こう投稿したのは「きらきらsun」の名前で発信している40代の会社経営者の女性です。普段は在宅で仕事をしていますが、電車に乗った当日は混雑を避けるため、湘南新宿ラインのグリーン車を利用しました。
グリーン車と聞くと、新幹線の指定席を思い浮かべる人もいるでしょう。しかし、JR東日本の首都圏エリアを走る普通列車のグリーン車は全席自由席です。グリーン券を購入しても、満席の場合は座れないことがあります。
投稿者は、一つだけ空いていた席に運よく座ることができました。すると、着席して間もなく、小さな子どもを連れた30歳前後とみられる女性から、席を譲ってほしいと頼まれたといいます。投稿者はリンパ浮腫を悪化させないよう、座って移動したいという思いからグリーン車を選んでおり、乗車時間も長かったことから「ごめんなさいね」と断りましたが、その後も親子はすぐ横に立っていたそうです。
当時の心境について、投稿者は「快適とリンパ浮腫予防のために課金して、席ついて15秒で席譲ってと言われるなんて思わなかった」「ものすごく悪いことした気分になって悲しい」とつづりました。
この投稿に対して、SNS上では「まったく間違ったことしていませんよ!」「座りたくてグリーン券を買っているのはみんな同じなのに」「子どもがいて大変なのはわかるけど……」などと、投稿者に理解を示す声が集まりました。
「元気そう」に見えても…リンパ浮腫のつらさ
外見は元気そうに見えても、周囲からは分からない事情を抱えている人はいます。投稿者の場合は、右足のリンパ浮腫でした。
発症したのは7年前です。子宮頸がんのため、広汎子宮全摘出術を受けた際、腹部やそけい部のリンパ節なども切除しました。その影響で、老廃物や余分な水分を回収するリンパ液の流れが悪くなり、右足がむくむようになったといいます。
「少し油断したりすると、右足の指先から脚の付け根まで腫れ上がり、元の状態に戻すまでには何日もかかる場合が多いです。足の甲も厚くなり、スニーカーを履けないほど腫れることもあります」
普段は、医療用の着圧レギンスや包帯状のバンデージを使い、むくみを抑えています。着圧レギンスは履くだけで10分近くかかるほど締め付けが強く、暑い時期は体に熱がこもりやすくなり、熱中症のリスクが上がるといいます。こうした症状があるため、投稿者にとって電車内で長時間立ち続けることは大きな負担になります。
子宮頸がんや乳がんなどの治療を受けた人には、リンパ浮腫を発症するリスクがあります。投稿者はリンパ浮腫について「割と身近な病気」としながら、まだ十分に知られていないとして、「たくさんの方に知っていただく機会になりましたら幸いです」と話しています。
(佐藤 勇馬)



