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「つまらないものですが」はもう古い? 帰省前の再確認…「おもたせ」と合わせて知っておきたい手土産マナー
公開日: / 更新日:
教えてくれた人:和漢 歩実

お盆休みの帰省や夏のあいさつなどで、ふだんよりも手土産を持参したり、もらったりする機会が増える人もいるでしょう。手土産にまつわるマナーには、意外に誤解されているものがあるようです。元高校家庭科教諭の和漢歩実さんに伺いました。
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今と昔で違う? 渡す際に添えたい言葉
訪問先で手土産を渡す際は、「つまらないものですが……」という言葉を添えるのが一般的なマナーとされていました。昭和生まれの人のなかには、そのように教えられた記憶があるかもしれません。
この言葉には、持参した品物を控えめに表現する、日本人の奥ゆかしさや謙遜の考え方が背景にあります。本当に「つまらないもの」だという意味ではなく、自らへりくだることで相手を立てる表現として使われてきました。
しかし現代では、「なぜつまらないものを持ってくるの?」などと、相手に言葉通りに受け取られることもあります。こうした受け止め方の変化から、手土産を渡す際は、より前向きな言葉を添えるのが良いでしょう。
たとえば「感謝の気持ちを込めてお持ちしました」「おいしかったので、ぜひ召し上がっていただきたくて」「お口に合えばうれしいです」などです。
おもたせは本来受け取った側が使う言葉
ただし、持参した手土産を渡す際に、「おもたせをお持ちしました」と言うのは適切ではありません。本来は、手土産を渡す側ではなく、受け取った側が使う言葉です。
たとえば、いただいた品物をその場で訪問客に出す際に、「おもたせで失礼ですが……」と言います。この言葉の裏には、本来は訪問客に出す品を用意しておくべきところ、いただいた品物をそのまま出すことへの恐縮の思いも込められていると考えられています。
最近では、「おもたせ」を手土産の丁寧な言い方として使っている方もいます。「友達の家に行くときのおもたせは何にしよう」などと言っても、意味は通じるでしょう。しかし渡す側が「おもたせ」と言うと、訪問先の相手によっては違和感を持たれることもあるので注意してください。
手土産はコミュニケーションのひとつ
手土産を選ぶ際は、相手の好みやライフスタイルに配慮することが大切です。事前に相手の好きなものや食物アレルギーの有無、食習慣などを調べておくと、より適切な品物を選ぶことができます。迷ったら、要冷蔵や要冷凍のものよりも、クッキーやマドレーヌなど日持ちする焼き菓子がおすすめです。
自分が客を家に招いて手土産をもらう側になった場合、受け取った品物をその場に置きっぱなしにするのは、失礼にあたるとされています。速やかに別室などに移しましょう。
できれば別室で手早く開けて内容を確認し、お礼を言うのがスマートです。いただいた品物が、お菓子などすぐに食べられるものの場合は、一緒に食べて喜びを分かち合うのがマナーとされています。「おもたせで失礼ですが……」と言って出しましょう。
手土産は、コミュニケーションのひとつです。品物を渡す際や受け取った際、一緒に楽しむ際にちょっとした言葉を添えられると、相手への思いやりがより伝わるでしょう。
(Hint-Pot編集部)