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ヘンリー王子 メーガン妃との米国移住で絶えぬ問題 「サセックス公爵」の称号も返上の可能性も

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:Getty Images】

ディズニーとの契約を手始めにハリウッドに定着か 英紙報道

 新型コロナウイルスの影響で国境封鎖が目前に迫り、プライベートジェットでカナダからアメリカへ“緊急避難”したとされるメーガン妃とヘンリー王子。メーガン妃がディズニーと契約し、ドキュメンタリー映画「エレファント(Elephant)」のナレーションを務めるなど、最終的に2人がハリウッド定住を予定していたのは明白だ。しかし、ここでヘンリー王子に1つ大きな問題が浮上しているという。英紙が報じた。

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 英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、もしもヘンリー王子がアメリカ永住を希望した場合、公爵の称号も放棄しなければならなくなるという。

 王室主要メンバーから離脱することで、すでに「HRH」(殿下、妃殿下)の称号や「ロイヤル」の文言使用はできなくなった。しかし「サセックス公爵」は王室内でエリザベス女王から授与された称号であり、主要王族から離れても使用して保持することができた。

 ところが、アメリカの帰化法ではグリーンカード(永住権証明書)発行時に「アメリカ国家を最優先することを宣誓」しなければならないという。記事では「アメリカ以外の国家から授けられた称号や誓いがあるか」という質問をされ「ある」と答えた場合、そうした称号や誓いを「放棄するように」という点に着目している。

 となると、英国君主のエリザベス女王から授かった公爵位も、放棄すべき対象となることは確実だ。

 メーガン妃との結婚後、わずか1年8か月で決断した“王室引退”だが、こちらを立てればこちらが立たずという問題が続出。確かにこれまで“王室引退”例が希少で、マニュアルもない世界なのだろうが、今後も2人の新生活をめぐっての問題は後を絶たない気配である。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)