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子どもが川で流されたら…親が取るべき行動は? 「助けに飛び込むのは自殺行為」 もしもの際の救助法とは
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お盆を迎え、全国各地で水の事故が相次いでいます。中でも痛ましいのが、溺れた子どもを助けようと、親が飛び込み犠牲になるケース。専門家は「自身の安全を確保するまでは、絶対に助けに入ってはいけない」と指摘しますが、そうは言っても、目の前で溺れる我が子を前に冷静でいられる親は多くありません。子どもが溺れてしまった際、親はどんな行動をとるべきなのでしょうか。公益社団法人日本水難救済会の遠山純司理事長に、もしもの際の心構えを聞きました。
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溺れた子どもを助けようと、親が飛び込み犠牲になるケースも
海や川など、水辺でのレジャーが盛んになるこの季節。ふと目を離した瞬間、子どもが溺れて流されている。親であれば気が気ではいられない状況です。ただ、海上保安庁で40年の勤務歴がある遠山純司理事長は「救助のプロでも自ら飛び込んで助けるのは最終手段。オリンピック選手でも泳力は時速8キロ程度で、秒速2メートルで流れる川をさかのぼって泳ぐことは難しい。ライフジャケットや命綱もなしに一般の方が飛び込むのは自殺行為。二次被害につながるため、絶対にやってはいけません」と強く忠告します。
それでは、目の前で我が子が溺れ、流されている状況で、親はどんな行動をとるべきなのでしょうか。
「子どもがバタバタともがいている状況なら、まずは声がけをして落ち着かせること。もがけばもがくほど体力を消耗しますが、流れに逆らわず体を浮かせることを意識すれば、救助までの時間が稼げます。次に、岸から浮き輪やクーラーボックスなど、何か浮力のあるものを投げる。最近ではスローロープという先端に浮袋がついた救命ロープも販売されています。ライフジャケットや命綱になるものはないか、119番通報をしてもらうなど、周囲の人に助けを求めることも大切。まずは助ける側が冷静になり、安全を確保した上で救助を行うことが絶対条件です」
流れがあり、真水の比重から海よりも浮力が得られづらい川の場合、溺れてしまった際に取れる行動は2パターン。川の流れに真正面から逆らわず、45度の角度で泳ぐことで川に対し直角に横切り脱出する方法、もう1つは仰向けでラッコのような姿勢を取り、足を川下に向け、広げた両手で流される方向の舵を取る手段があるといいます。ただ、いずれの方法もライフジャケットの着用が大前提。救命用具がない場合、下流に回り大人が手をつないですくいあげるくらいしか方法はなく、取れる対応は限られています。
「一度溺れたり、流されてしまったら、はっきり言って助かる可能性は著しく低い。だからこそ、水難事故は事前の備えと心構えがすべてです。大人も子どももライフジャケットは必須。子どもから目を離さないだけではなく、海ではあれば沖側、川であれば下流側に立ち、子どもから離れない。水深も膝下なら大丈夫ということはありません。水深の深さ、流れの速さ、水温、危険箇所がないかを事前に確認し、もしサンダルが流されても絶対に追わないなど、しっかり約束を取り決めておくことが必要です」
海も川も「危険だから一切行かせない」という選択を取ることは、子どもの興味や可能性を狭めてしまうことにもつながります。ライフジャケットやスローロープ、安全な場所かの事前確認など、もしもの時の備えを万全にした上で、安全に楽しみたいものです。
(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)