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「知識があるのとないのとでは違う」 自力で動けない人をどう運ぶ? 災害や熱中症に備える消防隊員の実演に感謝の声
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災害や急病などで、目の前にいる人が自力で動けなくなったとき、救助する側が自分しかいないこともあります。体に力が入らない大人をひとりで動かすのは、想像以上に難しいもの。姫路市消防局は公式インスタグラムアカウント(himeji_fd.119)で、いざというときに役立つ搬送方法を紹介しています。
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腕を引っ張るだけでは動かない 消防隊員が実演
「体に力が入らない人をひとりで搬送する方法 大きな災害が続くこの頃。熱中症が多く発生するこの時期。いざというときのために」
そんなメッセージとともに公開された動画では、消防隊員が、自力で動けない人をひとりで搬送する方法を実演しています。
まずは、倒れている人の腕を掴んで引っ張ったり、脇の下に手を入れたりして動かそうとしますが、脱力した大人の体は簡単には動きません。
そこで紹介されたのが、相手の上半身を起こし、両腕を胸の前でクロスさせる方法です。曲げた腕を掴み、救助する側が後ろ向きに引っ張ると移動させることができます。このとき、相手の足を重ねておくと、より動かしやすくなるそうです。
背負って搬送する方法や「レンジャーロール」も
動画では、相手を背負って搬送する方法も紹介しています。
倒れている人の両膝を立て、両腕を胸の前でクロス。救助する側が相手のつま先を踏んで固定し、腕を掴んで体を起こして背負います。
さらに、横たわった相手の隣に寝そべり、自分の体を回転させながら相手を背中に乗せる「レンジャーロール」や、ナイロンスリングを使用した方法なども実演。ひとりで搬送しなければならない状況を想定し、複数の方法を紹介しています。
投稿のコメント欄には、「知識があるのとないのとでは違いますね!」「引っ張れても、地べたから背負い上げるのは難しそうだと思っていました」「何かのときに役に立つかもと保存しました」など、いざというときに備えて覚えておきたいという声が寄せられています。
ただし、倒れている人をむやみに動かすことには注意が必要です。転倒や事故などで首や背骨を損傷している可能性がある場合、無理に体を起こしたり移動させたりすることで、状態を悪化させるおそれがあります。まずは119番通報をして、可能であれば消防などから指示を受けることが大切です。
一方、火災や建物の倒壊など、その場にとどまることで命に危険が及ぶ状況では、安全な場所への移動が必要になることもあります。今回紹介された方法は、そうした「どうしても搬送しなければならない場面」に備えておきたい知識のひとつ。いざというときに適切な判断ができるよう、搬送方法とともに、無理に動かさないことの重要性も覚えておきたいですね。
(Hint-Pot編集部)