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メーガン妃 「問題はいかにクリーンなお金を稼ぐか」―“引退後”の経済活動に危機管理専門家が警鐘
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私利私欲に走らずに英王室に敬意を払う姿勢を取れるのか 英紙報じる
ドナルド・トランプ米大統領からツイッターで「警備費は払わない」と宣言されて、アメリカでの新生活にいきなり釘を刺された形となったメーガン妃とヘンリー王子。「私的な財源で警備を計画中」と“反論”した夫妻だが「お金を稼ぐのはそう簡単ではない」と予言する危機管理コンサルタントが現れた。メーガン妃についてはヘンリー王子の“売り込み”もあって、先日ディズニー作品「エレファント」のナレーションを務めたことが発表されたが、新生活をスタートさせた夫妻の経済活動について英紙が報じた。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、広報と危機管理のコンサルタントも務めるマーク・ボルコウスキー氏は「問題はいかに“クリーンなお金”を稼ぐかということです」と語り、2人の経済活動に警鐘を鳴らした。
「例えば、2人に高級時計ブランドのスポンサーが付いたとします。その時計をして王族に関係するイベントに出かけたりすることもあるでしょう。“2人のようになりたい”というファンが催眠術にかかったようにその時計を手に入れようとする。しかしそんな形で収入を得れば必ず批判も起こります」
確かにメーガン妃とヘンリー王子に憧れるファンは世界中に、それこそ無数に存在する。とすれば、2人を広告塔にすればその宣言効果は抜群。さまざまな商品が飛ぶように売れるだろう。
しかしその一方で、引退したとはいえ、2人の世界的知名度は英国王室の主要メンバーだったことで築かれたもの。そして王室は私利私欲を追わず、慈善事業にだけ従事することで敬意を保っている。
“王室引退”で2人の知名度を利用したい企業からのオファーを選り好みせずに受ければ、一部のタブロイド・メディアが報じたように初年度から日本円にして約100億円超えの収入も夢ではない。
ただし、英王室への敬意を壊すことなく“クリーンなお金”を稼ぐとなると、これはかなり慎重な姿勢が要求されることになり、そう簡単には稼げないのではないかという。
果たしてメーガン妃とヘンリー王子は今後どのような形で経済活動を繰り広げていくのだろうか。自分たちの莫大な警備費も含め、王室のイメージと尊厳を壊さず、超セレブで豪華な2人のライフスタイルを崩さない分の金額を稼ぐのは並大抵のことではなさそうである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)