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メーガン妃とヘンリー王子 「大統領クラスの警備」を確保しないと犯罪のターゲットにも 専門家が懸念

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】
メーガン妃とヘンリー王子【写真:Getty Images】

米国は「人も銃の数も多い」 かさむ警備費用は夫妻の予想を超える額に?

 米ロサンゼルスに滞在中と言われるメーガン妃とヘンリー王子一家。3月末日で主要王族から離脱した夫妻だが、これからの問題はアメリカでの「警備体制」だと専門家が懸念している。パパラッチだけではなく、誘拐など犯罪の“トップターゲット”になり得るという。カナダのバンクーバー島に滞在中は、ヘンリー王子自らエコバッグを手にスーパーへ買い出しする姿がキャッチされたこともあったが、今後のアメリカでの生活ではそうも行きそうにない。専門家は、大統領クラスの警備が不可欠と警鐘を鳴らした。英紙が報じた。

 ◇ ◇ ◇

 英大衆紙「ザ・サン」の取材に応じたのは、米警備会社「フォース・プロテクション・エージェンシー」を経営するラッセル・スチュワート氏。単純にアメリカをカナダと比較しても「人間の数も銃の数も多い」と語り、世界で最も顔が知られた2人を守るのは「悪夢のような仕事だ」と結論付けた。

 もしメーガン妃が女優業に戻るなら、その職場は「警備が行き届いており、不安はない」と言うが、問題はヘンリー王子だという。

 米女優で歌手のジェニファー・ロペスや、大物音楽プロデューサーのポスト・マローンの警備を担当した経験のあるスチュワート氏は「もしもハリー(ヘンリー王子の愛称)がジョギングに行きたいと言えば、そのコースを含め、入念な警備プランが必要になる。またランチに出かけると言われたら、その場所選びも困難だ。下手なところに出かけたら、あっという間に20人のパパラッチに囲まれ、200人の群衆が押し寄せてしまう」と話し、ロサンゼルスで超VIPを守る難しさを指摘した。

 さらに一家を誘拐や殺人など犯罪の魔の手から守る必要もあり「大統領級の警備が不可欠だ」と語る。

 ドナルド・トランプ米大統領は、ヘンリー王子たちがアメリカ入りした直後にツイッターで「アメリカ政府が警備費を支払うことはない」と断言。夫妻サイドは「自己負担する」と“反論”した形になっているが、以前「サン」紙が見積もったメーガン妃とヘンリー王子の警備費は日本円で年間10億円と報じられている。

 スチュワート氏の言う通り、大統領級の警備となればそれも当然の金額ではある。経済的自立を宣言したメーガン妃とヘンリー王子にとっては、“王室引退”早々、一家の警備費が予想を超えた大きな負担となるのは間違いない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)