Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

からだ・美容

子どもの「髪を染めたい」に美容室はどう対応している? 現役美容師が明かすリスクと施術の注意点

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:三村 浩章

子どもの染髪への関心は高まりつつある(写真はイメージ)【写真:写真AC】
子どもの染髪への関心は高まりつつある(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 子どもが思春期を迎えると、自分の見た目が気になり始め、ヘアスタイルやメイクなどおしゃれに関心を持つこともあるでしょう。近年、子どもの髪染めについての話題を目にする機会が増えましたが、実際に染髪を希望する人は低年齢化しているのでしょうか。また、美容室ではどのように対応しているのか、合同会社サステアの代表で現役美容師の三村浩章さんに話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

カラーに「興味を持つ」子どもは増加傾向に

 昔と比べて、染髪が低年齢化しているわけではないと思います。私の知る限り、小学生くらいでカラーを希望する人は今もほとんどいませんが、以前と比べると興味は増しています。

 高校生くらいになると、校則がゆるくなってきていることもあり、昔より希望する人が多くなっている印象があります。内容はブリーチカラーが中心です。とはいえ、極端に増えている実感はありませんが、親も子どもも学校も世間も、ハードルは確実に下がっているように感じます。

カラー後の変化やリスクは事前にしっかり説明

 お子様がカラーを希望された場合、染めたあとにどうなるのかを、保護者と本人に対して事前の説明を徹底しています。そうしないと、仕上がりのイメージにお客様との乖離が生まれてしまう可能性があるからです。

 ブリーチカラーを希望された場合は、1週間ほどで色が抜けて、金髪や黄色みが強く出る状態になることをしっかり説明。傷みを伴う場合があることや、髪が傷んでガサガサになる可能性があることも伝えます。

 施術の際は、色を中心に考えつつ、傷みや色落ち、色持ちなどできるだけリスクの回避を考えます。選択に迷ったときは、リスクの少ないほうを選ぶようにしています。

 染め方や染料自体に、大人と子どもで違いはありませんが、低年齢での染髪はアレルギー反応のリスクが高まる可能性があるといわれています。また、毛がまだ細く、頭皮も大人と比べると弱いため、強い刺激を受ける場合があります。そのため、小学生以下のお子様にはおすすめしません。

 子どもが髪を染める際には、こうしたリスクや注意点をしっかりと理解したうえで判断することが大切だと考えます。

染めたあとのケアも大切 丁寧に髪を扱って

 カラーをしたあとは、日々のケアも重要です。シャンプーのあとにトリートメントをつけること、アウトバストリートメントをつけてから乾かすこと、そして必ずしっかり乾かしてから寝ることを心がけましょう。

 シャンプーは、洗浄力の強いものを避け、できるだけアミノ酸系のものを使うのがおすすめです。洗浄力が強いと色落ちが早くなりますし、髪が引っかかって傷む原因にもなります。

 また、乾かす前にしっかり髪をとかすのも大切です。もし髪が引っかかった場合は、毛先の下のほうから丁寧にとかしてください。大人も同じですが、髪を染めたあとはとくに丁寧に髪を扱いましょう。

(Hint-Pot編集部)

三村 浩章(みむら・ひろあき)

合同会社サステア・CEO。hair/make COUR代表。滋賀県美容組合副理事長。シャンプーソムリエの資格を持つ現役美容師。今までに向き合ったお客様の数、延べ12万人以上。高校卒業後、兵庫県神戸市のサロンに勤務。その後、滋賀県彦根市にCOURを出店。ヘアショー、各種セミナー、神コレのヘアメイク、雑誌のヘアメイク、メーカーのプロダクトの企画テストなどをこなす。また、シャンプーオタクが作ったリペアシャンプー「サステア」をECサイトにて販売中。