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メーガン妃とヘンリー王子 息子を称える豪政府の申し出を“拒否” 森林火災の被災者へ追悼メッセージを送る一方で
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長男は「まだ公的な生活を始めていない」 英紙報じる
森林火災と戦う航空機に長男アーチーくんの名前の使用を求めたオーストラリア政府の要望を、メーガン妃とヘンリー王子が拒んでいたことが明らかになった。英メディアが報じた。夫妻は2018年10月に第1子の妊娠を発表後、初めての外遊としてオセアニアを歴訪。お祝いムードで歓迎されていた。ツアー中に会見したオーストラリアの第26代連邦総督ピーター・コスグローブ氏は、お腹の中にいるアーチーくんに宛てて、ムートンブーツが有名な「アグ」のベビーブーツを贈呈。誕生後、アーチーくんが実際に履いている姿も報じられている。今年の初めには、オーストラリアの森林火災について公式のSNS上で追悼の声明を発表していたメーガン妃とヘンリー王子だったが、長男の名前使用はそう簡単には認めないようだ。
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英大衆紙「デイリー・ミラー」が報じたところによると、山火事の被害に苦しむオーストラリアのニュー・サウス・ウェールズの州政府が、消火活動用の航空機に「アーチーと名付けたい」とメーガン妃とヘンリー王子に公式に申し込んでいたが、2人からは「ノー」という手紙が届いたという。
手紙には、長男の名前を使いたいというのは親切なオファーだが、「しかしアーチーはまだ公的な生活を始めていません」として、名前の使用を断ったという。
この件について「ミラー」紙は、今回のオーストラリアから届いた申し入れを拒否する一方で、夫妻が立ち上げる新たな慈善事業財団を「アーチウェル」と名付け、息子の名を使用していることを指摘。長男の名を使う判断基準の曖昧さを疑問視している。
そもそも、オーストラリアが今回の消火航空機隊にアーチーくんの名前の使用を求めたのは、ヘンリー王子とメーガン妃がアーチーくんの妊娠発表後に、お祝いムードの中オーストラリアを訪問したことにちなんだもの。主要王族から離脱したとはいえ、夫妻や英王室に対する親しみがこもったオファーと言える。
ところがメーガン妃とヘンリー王子は、長男の名前の使用を許可せず。こうしたオファーを断れば、オーストラリア国民の気持ちを傷付け、2人に対する親しみは薄れてしまうだろう。英タブロイド・メディアの記事や王室内の孤立に苦しみ、自分の苦しみには非常に敏感な2人だが、他人の気持ちを汲むのはどうやら苦手のようである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)