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「一生臭いおりにいろ!」 動物園のチンパンジーに暴言&挑発 子連れ客のマナー崩壊に警鐘

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム

チンパンジーを挑発する親子連れが物議に(写真はイメージ)【写真:写真AC】
チンパンジーを挑発する親子連れが物議に(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 世界中の珍しい動物が見られる動物園は、入園料が手頃なことも相まって、子育て世代のお出かけ先には欠かせない選択肢の1つです。一方で、動物たちへの接し方を巡っては、さまざまなルールやマナーも存在します。園内の動物を挑発する子どもとその保護者に対し、苦言を呈した投稿がネット上で話題を呼んでいます。投稿者の女性に詳しい話を聞きました。

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男児がチンパンジーに暴言も、保護者は我関せず…

「先日の野毛山動物感謝祭で男の子がチンパンジーに向かって、お尻を叩いて酷い暴言を吐いている光景を見て心底不愉快な気持ちになりました。親は後ろでスマホを触ってて注意もしない。私は愛のある言葉もそうでない言葉も動物には伝わると思います。教育や管理ができないなら連れてこないで欲しい」

 今月上旬、SNS上で拡散した投稿では、高い知能を持つチンパンジーに対し暴言や挑発を繰り返す子どもと、それを諫める素振りすらない保護者に対する憤りの思いがつづられています。

 動物への配慮ない行いに対し、ネット上では「親の人間性を疑います」「親が親なら子も子」「猿の方がまだお利口」「躾できない親は動物園に来ないで欲しい」など、批判の声が相次いでいます。

 投稿者は週2回ほどの頻度で動物園に通っているという30代女性のしろくま日記(@honobono_peace_)さん。訪れた横浜市内の動物園で、小学校低学年と思われる男児と30代くらいの母親が、しきりにチンパンジーを挑発している場面に遭遇したと振り返ります。

「男児はチンパンジー舎の前で尻をたたきながら、『お前は一生その狭いおりから出られないんだぞ!』『一生臭いおりの中にいろ!』など、子どもとは思えないような暴言を数分間にわたって浴びせていました。母親はまさに無関心といった様子で後ろでスマートフォンを操作しており、注意するどころか『○○くん、写真撮るよー!』と子どもとチンパンジーにカメラを向けていました」

 あまりの様子に言葉を失ってしまったという投稿者。最近では大好きな動物園に行っても、親子連れのマナーの悪さが目に余り、辟易していると口にします。

「子どもがパーテーションの内側に入ったり、大声を出したり、ガラスをたたいたりしても注意しない。親自身が、寝ている動物を大声で呼んだり、立たせるべきではない場所に子どもを立たせたり、危険な場所で肩車をしたりする。常同行動(特定の目的がないにもかかわらず、同じ動作や行動を繰り返し続けること)を見せる動物をバカにするような言動もあり、こうした光景を日常的に目にします」

 その他、夜間開園のイベントでは、懐中電灯で動物を照らす、撮影のためにスマートフォンのライトを当てる、フラッシュ撮影をする、ピカピカと光るカチューシャなどを持ち込む、寝ている動物を大声で起こそうとするなどのマナーに欠けた行為も。「本来、夜の動物を静かに観察するイベントのはずが、イルミネーションか何かと勘違いしているのです。子どもを叱れない親が多すぎるという問題もありますが、それ以前に、動物園がどういう場所であり、どのような教育の場でもあるのかを、親自身がまったく理解していないのではないかと感じています」と懸念の思いを吐露します。

 各地の動物園も対応に苦慮しています。チンパンジーの「みっちゃん」を飼育する徳島のとくしま動物園では「悲しいです。みっちゃんを無意味にからかわないで下さい」と記した注意書きを展示スペースに掲示。今回、投稿者が一連の問題行為を報告した横浜市の野毛山動物園でも「動物を驚かさないでください」「窓ガラスなどをたたかないでください」といったお願いをホームページ上に掲載しています。

「動物園でも対策を講じてくれていますが、普段あまり来ない人たちや、非常識な行為をする人たちに理解してもらうことは、正直難しいと感じています。注意喚起の掲示をしても、それを見ない人たちがルールを逸脱してしまうのが現状で、園側も諦めモードです。こうした行為を目にするたびに、動物たちのことが本当に心配になります」と投稿者。動物園という場所が、子どもたちの学びと教育の場になることを願っています。

(Hint-Pot編集部/クロスメディアチーム)