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3歳児が「舌の先端にえぐり取られるような傷」 回転刃に巻き込まれ……便利なケアアイテムの危険性に消費者庁が警鐘

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

爪の手入れで気をつけたい意外なこととは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
爪の手入れで気をつけたい意外なこととは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 爪の手入れを手軽にできる電動爪削り。力をかけずに爪を整えられる便利なアイテムですが、思わぬ事故につながるケースが報告されています。消費者庁が公式X(ツイッター)アカウント(@caa_shohishacho)で、注意を呼びかけました。皮膚や舌などが巻き込まれ、抜けなくなる事態も発生しているというこのアイテム。いったい何があったのでしょうか。

 ◇ ◇ ◇

皮膚を切ってはずした事例も 相次ぐ巻き込み事故

 消費者庁が動画とともに注意喚起を行ったのは、電動爪削り。手動の爪切りのように一度に爪を切断するのではなく、内蔵された回転刃に爪先を当て、少しずつ削って形を整える仕組みです。

 しかし、使用中に手が滑って、指の皮膚が回転刃に巻き込まれる事故が発生しているそう。また、子どもが触っているうちに舌や唇、首の皮膚などが巻き込まれて負傷した事故の報告もありました。

 同庁のウェブサイトでは、具体的な事故事例が紹介されています。

「電動爪削りを使用して右手の爪を削っていたところ、本体を持つ左手の指の皮膚を回転刃に巻き込まれ取れなくなった。電源を切って取ろうとしても取れず、整形外科で皮膚を1センチくらい切って本体を取りはずした」(80歳代)

「電動爪削りを、子どもがテーブルの引き出しから取り出して電源を入れ、舐めようと舌を出して巻き込まれた。救急隊員が1時間かけてペンチで電動爪削りを分解して舌をはずし搬送された。舌先端に1センチほどの円形で浅くえぐり取られるような傷を負った」(3歳)

 動画内で、同庁は「回転刃に巻き込まれてしまうと、簡単にははずせない場合があります」としています。

予防のために知っておきたい6つのポイント

 動画には、鶏肉を人体に見立てた再現テストの様子も収められています。開口部へ肉を差し込むと、急激に吸い込まれており「舌や唇などのやわらかい組織が、回転刃に巻き込まれる可能性を示しています」としています。

 また、電動爪削りは、一般的な爪切りとは使い方が大きく異なります。同庁が実施したテストでは、指1本の爪を削るのに平均1~2分程度かかりました。思うように削れないからといって、爪や皮膚を強く押しつけるのは危険です。

 こうした事故を防ぐため、同庁は注意すべきポイントとして、以下の6つを挙げています。

・手動の爪切りとは性能が異なることを理解する
・取扱説明書を確認し、正しい方法で使用する
・爪が削れなくても、爪や皮膚を強く押しつけない
・爪以外の皮膚等を開口部へ近づけない
・使用後は、子どもの手と目の届かない場所に保管する
・巻き込まれた場合は、無理に引き抜かない

 便利な道具だからこそ、正しい使い方をよく確認して、安全な取り扱いを心がけましょう。

 投稿のリプライ(返信)や引用リポストには「これ使っていてきれいに爪切れるけど、ふとした瞬間にゴリッて深く爪を持ってかれる」「舌が巻き込まれるって言った?」「保管時の事故は親の責任もあると思う」といった声が寄せられています。

(Hint-Pot編集部)