話題
ピザのトッピングをめぐってイタリア人シェフが解雇…「自身の文化への侮辱」と猛反発した理由とは【海外】
公開日: / 更新日:

日本の巻き寿司から派生したカリフォルニアロールのように、海外でその土地に合わせて独自に変化した料理は少なくありません。一方で、料理人のなかには、発祥の地の伝統を守ることに誇りを持ち、自らのアイデンティティとしている人もいるでしょう。オーストラリアの飲食店で、ピザに関する“ある指示”を「自身の文化への侮辱」として拒絶したイタリア人シェフが解雇されたと、英公共放送「BBC」が報じました。いったい、何があったのでしょうか。
◇ ◇ ◇
「自身の文化への侮辱」とトッピングを拒絶
オーストラリア・ブリスベンにあったレストランで、イタリア人シェフが5月に解雇されました。その発端となった出来事の一つが、レストランで提供するピザへのトッピングでした。
イタリア人シェフは、ハムとパイナップルが乗ったピザを提供するよう求めた経営陣の指示を拒絶。当時、経営陣からの指示であっても「自身の文化を侮辱する」ものである場合は「従う必要はない」と主張したといいます。
ピザにフルーツを使うことを拒んだのは過去4年間で3回目にのぼり、以前には上司に対し「イタリア人にとってピザにパイナップルを乗せないことがどれほど重要か確認してほしい」と求めていました。
シェフは不当解雇を訴えてオーストラリア公正労働委員会に申し立てを行いましたが、申請期限を過ぎていたとして退けられました。
パイナップルの一大産地で起きた騒動 解雇には別の事情も
レストランがあったクイーンズランド州は、オーストラリア有数のパイナップルの産地として知られています。しかし、今回の解雇には、ピザのトッピング以外の事情もあったようです。
経営陣は、シェフの言葉遣いや職場での振る舞いなどについても問題視していました。レストラン側も、解雇にはピザのトッピングだけではない事情があったと説明しています。
(Hint-Pot編集部)
