父のチャールズ皇太子が働きかけ　ビデオ通話で連絡取り合う兄弟

　メーガン妃との愛を選び、主要王族から離脱して妃の故郷ロサンゼルスで暮らすヘンリー王子。結婚後は、現地メディアで兄のウイリアム王子との仲に“確執”が生じたと報道されてきた。しかし、最近になってヘンリー王子が兄のウイリアム王子とビデオ電話で連絡を取り合っていることが明らかになった。父のチャールズ皇太子がウイリアム王子に働きかけ、兄弟の“仲直り”が進んでいるという。最近は米ロサンゼルスで孤立していると報じられ、先日公開したビデオメッセージにゲッソリした表情で登場してロイヤルファンを騒然とさせたヘンリー王子。兄との関係修復は“助け船”となるか。

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　英大衆紙「デイリー・エクスプレス」が報じたところによると、王室専門家のケイティ・ニコール氏が「ヘンリー王子とウイリアム王子が連絡を取り合っている」と証言した。ニコール氏によると、父親のチャールズ皇太子がウイリアム王子を“説得”したのが始まりだったという。

「ここに来て、ようやく王室離脱のショックが癒えてきたように思います。ヘンリー王子はエリザベス女王からの電話には応じていましたが、最近ではウイリアム王子とも度々ビデオ電話で話しているようです。それもチャールズ皇太子がウイリアム王子に働きかけたのがきっかけだったと思います」

　チャールズ皇太子が新型コロナウイルスに感染したことも、ヘンリー王子の「ホームシックの原因になっている」という報道があった。チャールズ皇太子の容態を伝えるという理由で、ウイリアム王子と疎遠になっていたヘンリー王子に連絡を取った可能性は確かにある。

「キャサリン妃もヘンリー王子がいなくて寂しいという思いが強いはず」とニコール氏。兄弟が連絡を再び取り合い始めたことは、かつてはヘンリー王子を実の弟のようにかわいがっていたキャサリン妃にとっても吉報だとも発言している。

　2人をめぐっては、ヘンリー王子最後の公務となった3月9日の「コモンウェルス・デー」の式典で言葉を交わさなかったことに注目が集まった。1日でも早く新型コロナが終息してヘンリー王子の里帰りが実現し、兄との本格的な仲直りを果たしてほしいものである。

（イギリス・森昌利/Masatoshi Mori）