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エリザベス女王は“完全無視”の構え メーガン妃とヘンリー王子の伝記は「メロドラマのようなもの」と関係者
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王室メンバーは何冊もある“暴露本”の1つとしか受け止めていない 英紙が報道
メーガン妃とヘンリー王子の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」は、8月11日にオンラインで世界同時発売される。2人の2年にわたる王室での生活が赤裸々に綴られて、大きな波紋を呼ぶとみられているが、エリザベス女王をはじめ英王室は特に対応せず“完全無視”。あくまで沈黙を守る姿勢だという。ヘンリー王子夫妻は今のところ目立った動きがなく、チャリティ活動に勤しんでいる。先日は米ロサンゼルスの大豪邸から、移住後初めて夫妻揃って支援団体のビデオ会議にサプライズ登場。カジュアルな装いで肩を寄せ合い元気な様子を見せた。
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英大衆紙「デイリー・スター」が王室の上級スタッフ筋の証言として報じたところによると、伝記出版に対して、王室メンバーは「まったく反論しない」方針だということが明らかになった。この上級スタッフ筋によると、伝記が発売されて、メーガン妃とヘンリー王子の主張が明らかになっても、王室メンバーは沈黙を貫くという。
「2人の王室生活はメロドラマのようなものでした。それも“王室引退”してしまったことで、時が経てば忘れられてしまうものです。それより他の王室メンバーは、ロイヤルファミリーとしての本来の勤めが大切となります」
記事では、2人の王室生活を英語で「soap opera(ソープ・オペラ)」と表現されているが、これは、かつて英国で石けん会社のような主婦向けのスポンサーが付いた「メロドラマ」のことを表す。つまり、この上級スタッフはメーガン妃とヘンリー王子の主張は「メロドラマのような感情のもつれが言わせたもの」と示唆している。
また別の王室筋は「王室メンバーは、この伝記についても、これまで何冊も出版された“暴露本”の1つということでしか受け止めていないです。まったく気にかけていません」と証言したという。
著者のオミッド・スコビー氏は「これまでの知られざる事実が明かされる」としているが、王室側はこれも有名税の一種として受け入れて静観し、ロイヤルの尊厳を維持する構えでいる。女王は王室メンバーも毎年参加する、国際ガーデニングショーの最高峰「チェルシーフラワーショー」がパンデミックを受けバーチャルでの開催になったことに対し、コメントを発表。公式SNSでは秘蔵写真とメッセージを投稿するなど、“自主隔離”中も忙しい日々を過ごしている。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)