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注意したい犬や猫の“誤飲”トラブル 犬が誤って飲み込んでしまうもの1位は「チョコレート類」 猫の1位は?
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程度によっては緊急の入院や手術が必要になる場合も
犬や猫などペットを飼っている上で注意したいトラブルが“誤飲”。突然体調が悪くなって動物病院を受診し検査したところ、“誤飲”が発覚する場合もあるようです。ペットメディカルサポート株式会社は、自社ペット保険の契約者が専属の獣医師に電話でペットに関する相談ができる「獣医師ダイヤル」に、2018年10月1日~2019年9月30日の期間で寄せられた相談の中から、“誤飲”に関する調査を実施しています。
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まず“誤飲”についての問い合わせ割合は、犬の方が「86%」と、猫の「14%」とは大きく差があることが明らかになっています。
「犬と猫の誤飲物」については、犬の場合の1位から3位は「チョコレート類」「ネギ類」「人用の薬」でした。これらは犬猫にとって中毒の危険性が高いので注意が必要なようです。
続いて4位は「タバコ」。犬は嗅覚が優れているのでタバコを嫌悪する場合が多いようですが、飼い主が愛煙家の場合はタバコの匂いを飼い主の匂いとして認識している場合もあり“誤飲”には注意が必要です。
犬が食べてはいけないものとして知られている「ブドウ・レーズン類」は6位。ブドウは腎不全を発症する可能性があると言われています。
猫の場合の1位は「紐や糸類」。猫は遊んでいるうちに“誤飲”してしまうことが多いようです。また、8位の「コード類」も紐状のものに該当しますが、長さのあるものは腸閉塞を起こしやすく、開腹手術が必要になる場合があります。また、猫にはビニールやスポンジなどさまざまなものをしゃぶったり、かじったりする「ウールサッキング」と呼ばれる行動をする子がいます。このウールサッキングの延長で“誤飲”してしまう場合も見られるようです。
また、犬と猫の誤飲の問い合わせのうち「食べ物か食べ物以外か」については、「食べ物以外」が犬は「61%」、猫は「82%」となっており、犬も猫も食べ物以外を”誤飲”することが多いという結果が判明しています。
程度によっては緊急の入院や手術が必要となる場合もある“誤飲”。どんな犬種・猫種でも発生しやすい“誤飲”には注意したいものです。
(Hint-Pot編集部)