優しい「ミルラ」くんと繊細な「ムル」くん　2匹は大の仲良し兄弟

　人間より聴覚が優れるため、いろいろな音に反応するねこは多いようです。お湯が溜まる音がするとお風呂場まで走って行って眺める2匹の元保護ねこの様子が話題になっています。イラストレーターで画家、飼い主の、yasuko momose（@yasuko_momose）さんに、お風呂を眺めるようになった経緯など話を聞きました。

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　お風呂を眺めているのは「ミルラ」くんと「ムル」くん。どちらも元保護ねこで兄弟です。出逢いは、4年前の1月。飼い主さんが趣味の写真撮影のため長野県のとある池を訪れた時に、雪の中を生まれて間もない子ねこのミルラくんとムルくん、そして母親と、その姉妹とみられるメスねこの計4匹が走り寄って来たといいます。

　しばらく様子を見ましたが、飼い主らしき人も現れず、寒さも厳しかったため、それぞれを保護して病院に連れて行きケア。母親と、その姉妹のねこ2匹は動物愛護団体から里親募集で愛情深い里親さんの元に無事にお迎えされ、飼い主さんはミルラくんとムルくんを迎え入れたと話します。

　身体の大きいミルラくんは、ムルくんの世話をする優しい性格。かわいらしい鳴き声の甘えん坊です。ムルくんはミルラくんのことが大好き。繊細な性格ですが、たまにやんちゃになることもあります。

　また、不思議なことに2匹は、一緒に暮らし始めた頃からバスルームが大のお気に入り。飼い主さんがお風呂に入っているとフタの上へくつろぎに来ることも。それがいつの頃からか、お風呂のお湯を溜める音に反応してバスルームへ行き、まるで「いい湯加減だにゃ」といった具合に揃って眺めるようになったそう。その姿が愛おしくて写真を撮影したといいます。

　写真には「なんで『動く水』は好きなのかにゃあ」「猫の背中って…なんでこんなにも物語を感じてしまうんでしょうね～」「ダブルチェック大切やね」「どっちが先に入る？　って相談してそうな気がする」といったコメントが寄せられました。

　ちなみに、反応が遅れてすでにお湯が満杯になっている時は、溜まる音が聞こえなかったからか「ちょっとしょんぼりした感じになる」と飼い主さんは話しています。

（Hint-Pot編集部）