どうぶつ
“カラダは子いぬ、顔だけ成犬” 2.5頭身のアンバランスな豆柴がかわいすぎると話題に 「某名探偵みたい」
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1枚の写真がきっかけで“崖っぷち犬”から脱出した「さとうこじろう」くん
まるで国民的アニメのキメ台詞のようなキャッチフレーズを通りすがりの人から言われてしまったという、少々アンバランスな体型の豆柴が話題になっています。飼い主のT.Katsumi(@ChinaObachan517)さんに、個性的なわんちゃんとの出逢いについて聞きました。
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柴犬らしいつぶらな瞳。優しげに垂れた目尻が一層、柔和な表情を引き立てます。鼻先から口元にかけてのマズルは成犬らしくしっかりと張り出し、首の太さはがっちり。ぺろりと出た舌はご愛嬌。しかし、ふと視線を右へやると、立派な顔に比べて小柄な体型。脚も短めで、身体だけ見るとまるでウェルシュ・コーギーなど別の犬種にも見えます。
「さとうこじろう」くんは、もうすぐ5歳になる正真正銘の柴犬(豆柴)の成犬。しかし、飼い主さんによると、体長は37センチ、体高は35センチで「ほぼ2.5頭身」なのだそう。その柴犬らしからぬ体型のせいで、ある日突然通りすがりの人から驚きの言葉が投げかけられます。
「カラダは仔犬、顔だけ成犬」(※原文ママ)
語感の良いフレーズに、「頭、デカいもんなぁ……」と思わず噴き出してしまったという飼い主さん。こじろうくんの全身写真とともにその一件をSNSに投稿すると、「お顔だって赤ちゃんの様に可愛いですよね!」「某名探偵みたいですね」「ただただかわいい」など、たくさんのコメントが寄せられ、大反響となりました。
珍しい体型のこじろうくんをお迎えするに至ったのは、偶然が始まりでした。元々は保護犬をお迎えしようと心に決め、インターネットで頻繁に情報を探していたという飼い主さんご夫婦。すると、たまたまぐっと引き付けられる1枚の写真を目にします。それはペットショップにいる豆柴の写真でしたが、口元は笑って見えるのに、何だか寂しそうな目をしていました。
とても気にはなったものの保護犬を探していたため、スルーすることに決めた飼い主さん。しかし、その日から夫婦の間で「あのだはーんとした子」と呼び、何度も写真を見てしまっていることに気が付いたといいます。
2週間後、夫妻はとにかく1度実際に会ってみようと、片道2時間かけてこじろうくんがいるペットショップへ行くことに。ようやく対面し、飼い主さんがこじろうくんを抱っこをさせてもらったところ、それまであまり乗り気ではなかったはずのご主人が「決まりだな。飼おう!」と言い出したそう。その理由を聞くと、「しっくり来たから」ということで、その場でこじろうくんをお迎えすることが決まりました。
店員さんによると、こじろうくんは売れ残ってしまっていたいわゆる“崖っぷち犬”だったそう。きっと大切に育ててくれる現在の飼い主さんご夫婦がやってくるのを、待っていてくれたのでしょう。これからもずっと子いぬのような愛らしさで、飼い主さんご夫婦を癒してくれるはずです。
(Hint-Pot編集部)