漫画
“うちの子?”と愛猫に重ねる人が続出! 野良ねこの気持ちを描いた創作漫画に感動の声 「最後泣きました…」
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新型コロナ禍で野良ねこと交流するようになり着想
近年、ますます保護ねこへの関心が高まっており、それを題材にした漫画がSNS上でも注目を集めています。現在、大きな話題となっているのが「うちの子?」と愛猫にその姿を重ね合わせる人が続出している、野良ねこの気持ちを描いた創作漫画です。作者である、「きつねくんと先生」(リブレ刊)で知られる漫画家、園田ゆり(@sonoda_yuri)さんに描いたきっかけなどを聞きました。
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元々、動物全般が好きだという園田さん。現在は、メダカやエビ、貝、ハムスター、ミルワームなどを飼育しているそう。ずっとねこを飼いたいと思っていますが、ハムスターがいるためお迎えすることができず、これまでは週1で保護ねこカフェに足繁く通っていました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、行きつけのねこカフェが閉鎖。それからというもの、散歩ついでに近所の野良ねこを目で追うようになりました。中には懐いて撫でさせてくれる子もいるように。すると次第に愛着が湧き、野良ねこたちをモデルに漫画を描くことにしたといいます。
漫画は、1匹のボスねこが、野良ねこを保護するための捕獲器の方へ歩いていくシーンから始まります。その様子を見て、慌てて止めるライバルねこ。“箱”の中に入ることはどういうことを意味するのか会話劇が繰り広げられますが、最終的にはライバルねこが無理やり付いてくる形で、2匹とも“箱”の中へ。
争ってばかりいたはずの2匹が熱い友情でつながっていたことが分かりほっこりとする反面、2匹の先行きに不安も。ところが、2匹の未来はとても明るいものでした。
何とケガしたねこを保護しようと思っていたおばあさんが、仲良しの2匹を引き離すことなく一緒にお迎えしてくれたのです。最後のコマには、ふかふかのクッションで寄り添い合って眠る2匹の姿があったのでした。
実は、この漫画は創作ではありますが、半分実話なのだそう。最後に出てくる、近所のねこを保護しては育てているというおばあさんも「あのまま実在します」と園田さん。
「最後泣きました…」「最後の一緒にお昼寝しているシーン、胸が熱くなりました」と感動の声があふれているだけでなく、たくさんの人が「うちの子ですか?」というコメントともに、幸せに暮らす愛猫たちの写真を寄せています。
園田さんはこうした反応が多いことに「それぐらい世間では保護ねこに関心を持っている方が多いんだなと実感しました」と話し、たくさんのねこたちが幸せになってくれることを願っているといいます。
(Hint-Pot編集部)