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ねこのお腹の“たるみ”「ルーズスキン」を愛でる漫画に共感と感謝の声 「あのタプタプに名前があったとは」
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元保護ねこ「やっちゃん」の肥満を心配して病院で聞いたところ…
ねこのお腹には、タプタプとしたたるみがありとてもかわいいですよね。また、肥満を疑い、不安になったことがある人もいるのではないでしょうか。実はこの部分は「ルーズスキン」と呼ばれ、ねこにとって重要な役割があるといいます。ルーズスキンの存在を知ってからというもの、その部分が愛おしくて仕方がないという女性が描いたエッセイ漫画が話題になっています。作者の類(@ruuiruiruirui)さんに話を聞きました。
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天真爛漫で甘えん坊の元保護ねこ、愛称やっちゃんこと「やち」ちゃんとの、愛があふれる日常を漫画で描いている類さん。やっちゃんとの出逢いは約2年前、近所で怪我をしていたところを発見し保護しました。
推定年齢1歳くらいの頃のこと。術後は太りやすくなると言われる避妊手術から数か月が経ち、類さんはやっちゃんのお腹に「地に付きそう」なほどのたるみがあることに気が付きます。当時はねこの知識が浅かったという類さんは、健康的な体重よりも太らせてしまったのではないかと心配になり、予防接種の際に獣医さんに確認してみることに。
すると、獣医さんは「これはルーズスキンですね」とにっこり。その説明によると、ルーズスキンは「ネコ科特有のもので、外敵に噛まれた際に急所を守ったり、柔らかい身体に対応するためのたるみ」なのだそう。
すっかり安心した類さん。それからというもの家族みんながそのたるみを愛おしく思い、見る度に目尻を下げてしまいます。しかし、やっちゃんにとってルーズスキンは急所を守るためのもの。容易に触ることは許されず、類さんにとっては「聖域のような存在」になっていきます。
そして、やっちゃんの気まぐれで時々触れ合うことのできるルーズスキンに、愛が爆発してしまうこともあるそう。「触りたい! 眺めたい! といつも狙っている毎日です~」と、同じようにルーズスキンが大好きな人や、「最近お腹出てきたなぁと思ってたので勉強になりました」「あのタフタフに名前があったとは」(※原文ママ)と、初めて名前を知ったり、肥満かと悩んでいたりした人からの感謝の言葉など、たくさんのコメントが寄せられました。
「漫画を見て安心しました、というコメントがたくんありうれしかったです。逆にルーズスキンかと思って先生に聞いてみたら肥満だったというコメントもあって、笑ってしまいました」と類さん。触るだけで満たされる“幸せのたるみ”。ついつい触りすぎて、愛猫に嫌われないよう皆さんお気を付けください。
(Hint-Pot編集部)