新型コロナウイルスと闘う人々のために　7日間歩いて400万円超の寄付金を集める

　ヘンリー王子が、ガーナに住む95歳の男性に感動的な手紙を送り、話題となっている。男性は新型コロナウイルスと最前線で闘う人々を支援するために、計約23キロを歩き回り3万ポンド（約414万円）の寄付金を集めた。かつて男性と面識のあった王子は、手紙を送りその取り組みを称賛。一方、男性は王子からの“サプライズレター”に驚き、感謝と感激。そのリアクションがかわいいと注目を集めた。

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　英大衆紙「デイリー・ミラー」によると、ヘンリー王子が手紙を送ったジョゼフ・ハモンド氏は、第二次世界大戦の退役軍人だという。95歳という高齢にもかかわらず、新型コロナウイルスと闘う最前線の労働者への寄付を募るため、7日連続で毎日2マイル（約3.2キロ）ずつ、計14マイル（約23キロ）超を歩いたと伝えられている。

　ハモンド氏は、パンデミック中に英国の国営医療サービスNHS（国民保健サービス）のため、3000万ポンド（約41億4000万円）超を集めたトム・ムーア退役大尉の勇敢な行動に「インスパイアされた」と語っている。4月30日に100歳になったムーア氏は、歩行器を使って歩き支援金を募ったことで知られている。

　かつて、セレモニーでハモンド氏と面識があったというヘンリー王子。ハモンド氏の取り組みを知ると、感動的な手紙を書いてその行動に敬意を表したという。

　SNSで共有された動画には、ハモンド氏がガーナのアクラにある自宅で手紙を受け取り、大はしゃぎする様子が映されている。ハモンド氏は手紙の一部を読み上げると、「ワォ、素晴らしい」と感嘆の声を上げ、サムズアップ（親指を立てるジェスチャー）。さらに「驚いた。姪に見せるよ」とも笑顔で語っている。

　ハモンド氏は動画を共有する際、「ヘンリー王子から手紙を受け取りました。素敵なサプライズです。非常に素晴らしいことであり、永遠に心の中にしまっておきます。この素敵なギフトをくださったヘンリー王子に感謝します」とコメントを綴っている。ハモンド氏はすでに3万ポンド集めたが、50万ポンド（約6900万円）を目指しているという。

（Hint-Pot編集部）