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ヘンリー王子とメーガン妃夫妻 2か月の警備費に430万円超のカナダの税金が投入されていた さらに負担の可能性も
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米国での警備費は誰が支払うのか 現時点では明らかになっていない
メーガン妃とヘンリー王子がカナダ・バンクーバー島に滞在した、2019年11月19日から2020年1月19日までの警備費が、王立カナダ騎馬警察(RCMP)の公式文書で明らかになった。この2か月間の警備に少なくとも4万ドル(約432万円)のカナダの税金が投入されたという。英紙が報じている。夫妻が米ロサンゼルス移住前に一時滞在したバンクーバー島では1000万ポンド(約14億円)の超豪邸で暮らしていたとされ、「2人の警備費負担を断固拒否する」という請願書がカナダ市民から提出されるなど批判を浴びていた。英紙が報じている。
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英大衆紙「デイリー・メール」が報じたところによると、この金額には警備に就いたRCMPスタッフの給与は含まれていない。しかもヘンリー王子一家は3月下旬までバンクーバー島に滞在し続けたこともあり、実際にかかった金額はさらに高額になるという。
英王室の主要メンバーから離脱したヘンリー王子とメーガン妃はカナダ・バンクーバー島に一時滞在した後、米ロサンゼルスに移住した。その際、トランプ米大統領が先手を打つように「米政府は2人の警備費を負担しない」とツイッターで公言した。米国でのメーガン妃とヘンリー王子の警備費を誰が支払うのか、大きな問題となっているが、今のところは不明だ。
チャールズ皇太子が年間に200万ポンド(約2億8000万円)を負担するという報道もあった。しかし、王室を去ったヘンリー王子一家の警備費は、最低でもその倍である400万ポンド(約5億6000万円)と見積もられている。
無論、その差額はヘンリー王子とメーガン妃が支払うべきというのが一般的な見方。しかし、世界は新型コロナウイルスのパンデミックに苦しみ、なかなか経済活動も始められないのが現状だ。
果たして夫妻は自力で警備費を支払うことができるのか。“王室引退”宣言以来、議論の的の1つになっている問題は、カナダでの警備費が明らかになったことで再燃しそうである。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)