育児・家族

在宅勤務で共働き妻の家事・育児の負担は変わったのか? 夫の参加率は? 夫婦間で満足度にギャップも

著者:Hint-Pot編集部

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在宅勤務で家事や育児の分担はどう変わる?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
在宅勤務で家事や育児の分担はどう変わる?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

手間がかかる家事は妻が担当 時間のかからないものを夫が担当する傾向も

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、在宅勤務を導入する企業が増えました。新しい生活様式で暮らしぶりが変わった人も多いと思います。株式会社クレハは、緊急事態宣言後に在宅勤務となった共働きの20~40代の夫婦400人(既婚・小学生以下の子どもがいる男女各200人)を対象に、「共働き夫婦の家事シェア事情」に関する調査を実施。夫婦間の満足度のギャップや思いなどが浮き彫りになりました。

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 夫婦の「家事・育児の分担割合」の問いには「妻70%・夫30%」という回答が24.5%と最も多く、次いで「妻80%・夫20%」が23.0%、「妻90%・夫10%」が19.5%となりました。「妻100%」も5.8%となり、大半の家庭で家事・育児の妻側の負担が多いことが判明。ちなみに「妻50%・夫50%」は11.3%と全体の1割程度となりました。

「分担割合についての満足度」については、夫婦間の意識の差が浮き彫りになりました。夫側は「とても満足(7.5%)」「満足(33.5%)」「やや満足(43.0%)」と「満足」を感じる合計が8割を超えたのに対し、妻側は「とても満足(10.0%)」「満足(22.0%)」「やや満足(28.5%)」の合計が6割程度となり、夫と妻の満足度で2割もの差が開く結果に。夫は「やっているつもり」でも、「まだまだ足りていない」と思っている妻は少なくないようです。

 さらに「誰がどんな家事を担当しているか」という問いに対しては、妻の上位3つが「料理・食事の支度(84.3%)」「アイロンがけ(61.8%)」「洗濯・干す(59.8%)」となり、時間がかかるものが多い結果に。対して、夫の上位3つは「ゴミ出し(57.5%)」「浴室の掃除(47.8%)」「食事の片付け(28.8%)」と、比較的容易な家事を担当しているケースが多いようです。夫婦の満足度の差は、それぞれ担当する家事の内容も関係している可能性がうかがえます。

「夫婦協力による家事・育児の分担を続けていきたい」は9割超

 とはいえ、緊急事態宣言後に「家事・育児の分担」について「夫婦で話し合いをした」と回答したのは62.8%に。また「夫が家事、育児をする機会が増えた、少し増えた」と答えた家庭が68.1%となり、7割近くになりました。在宅勤務などで働き方が変化したことで、改めて家事や育児の分担を見直す家庭が増えたようです。

 具体的に「どういったことをしてもらうことが増えましたか」という問いには「子どもと遊ぶ(58.8%)」「料理・食事の支度(44.5%)」「食料品・日用品の買い出し(41.9%)」。これまで妻が中心となって担当することが多かった、料理や買い出しに参加する夫も増えているようです。

 さらに「今後も夫婦協力による家事・育児の分担を続けていきたいと思いますか」という問いに対しては、「はい」が96.5%となり9割を超えました。

 夫婦間で満足度などのギャップはあったものの、在宅勤務をはじめ新しいライフスタイルが推進されている今、多くの夫婦が支え合っていきたいと感じているようです。

(Hint-Pot編集部)