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七夕の短冊には、願い事によって叶いやすい色がある!? 赤、青、白、黄、黒の5色に込められた意味とは
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地域よって違いはありますが、例年7~8月にさまざまな場所で見かける七夕の笹飾り。織姫と彦星が年に1度、天の川を渡って逢うことを許されると言われる7月7日の七夕は、入籍日としても人気です。今年は新型コロナウイルスの影響から七夕祭りの開催が中止されるケースも多く、何とも寂しい気持ちですが、家の中で笹に短冊を付けて飾って楽しむ家庭もあるかもしれません。短冊には5つの色がありますが、それぞれ意味があるそうです。お願い事を書く時に、叶いやすい色があるのかも?
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赤、青、白、黄、黒 それぞれ意味の違いがあるという説
七夕の短冊と言うと、数年前に見かけてつい笑顔になったことを思い出します。それは、子どもが書いたのであろう、こんなお願い事でした。
「サンタさんが、ほしいものを、くれますように」
切実すぎて目頭が熱くなりましたが、何とも子どもらしく愛らしい願いは、心をほっこりとさせてくれました。あの願いが叶っていることを願ってやみません。
さて、お願いを書く短冊には、実は意味があることを知っていますか? 諸説ありますが、七夕は古代中国から奈良時代頃に伝来したもので、中国の「陰陽」「五行」という2つの哲学的思想と密接な関係にあると言われています。
大まかですが、陰陽とは「陰」と「陽」の相反する2つの「気」がある、という考えで、「五行」とは「木・火・土・金・水」の5つの「気」が相互に作用し自然界の循環を助ける、という考えです。
短冊には5色あります。そして色には意味があります。そのため「叶えたい願い事の内容によって、ふさわしい短冊の色を選んで書いてみる」というのも、また七夕の1つの楽しみ方になるかもしれません。では、それぞれの色の意味を紹介します。