料理・グルメ

七夕の行事食でもある「そうめん」 トッピングすると良い食材を専門家が解説

著者:池田 由美

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七夕の行事食でもあるそうめん(写真はイメージ)【写真:写真AC】
七夕の行事食でもあるそうめん(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 地域によっては、7月7日に「七夕の行事食」としてそうめんを食べる家庭も多いのではないでしょうか。これから夏に向けて、食卓に上がる頻度も高くなってくる献立の1つ。夏をバテずに乗り切るためには、そうめんは具だくさんにして食べた方が良いそうです。栄養士で家庭科教員の池田由美さんが「七夕そうめん」の由来と、トッピングにぴったりの食材を解説します。

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無病息災を願って7月7日に食べる地域も

 元々七夕には、小麦粉と米粉に塩を混ぜた生地をねじって揚げた「索餅(さくべい)」を食べる習慣がありました。一説には、古代中国で7月7日に亡くなった帝の子どもが鬼神となり疫病を流行らせたため、子どもの好物であった索餅をお供えしたところ疫病が治まったことから、7月7日に「無病息災」を願って索餅を食べるようになったと伝えられています。

 いつからか日本では索餅がそうめんに変わり、「七夕そうめん」が行事食となったそうです。

 そもそもそうめんは、小麦粉の一種の中力粉と水と塩をよくこねて線状に細長く切ったものです。「ひやむぎ」との違いは? と疑問に思われる人もいるかと思いますが、太さが違います。日本農林規格等に関する法律で示されているJAS基準では干し麺の場合、そうめんが直径1.3ミリ未満、ひやむぎが直径1.3ミリ以上1.7ミリ未満となっています。「手延べそうめん」と呼ばれるものは、植物油を塗って手でよりをかけながら細く引き伸ばし麺状にしたものです。

 ちなみに、宮城県白石市には「温麺(うーめん)」という特産品があります。これは胃を患った父のために息子が油を使わない消化の良い麺を作り、食べさせたところ病が治ったことから、息子の「温情」を称えて「温麺」と名付けられたと言われています。油を使わない手延べ製法で、長さはたったの9センチと短いのが特徴です。