料理・グルメ

農家の嫁がやっている 梅シロップで漬けた梅の食べ方 ジャムだけではもったいない! おいしい料理活用術

著者:こばやし なつみ

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梅シロップ作りに使用した青梅の実【写真:こばやしなつみ】
梅シロップ作りに使用した青梅の実【写真:こばやしなつみ】

 今年は家にいる時間も増えているため、梅仕事を始めた人もいるかもしれません。梅酒や梅シロップは初心者も取り組みやすく、自家製ならではの味わいは格別です。東京の“バリキャリ”から5年前に茨城の兼業農家に嫁いだ、こばやしなつみさん。夫の実家には梅の木があり、梅もぎりのシーズン真っ盛りといいます。ところで酒やシロップに漬けた梅の実ですが、どう食べていますか? 甘露煮やジャムなどが一般的ですが、少し手間がかかります。そこで、こばやしさんが、夏にぴったりの料理に活用するコツを紹介します。

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煮ずにそのまま活用すると、青梅特有のカリカリ食感を味わえる

 梅の実の収穫シーズンがやって来ました。我が家の庭には梅の木が大小合わせて5本あり、毎年この時期には梅もぎりと梅仕事が恒例行事です。嫁いでから、青梅を使った梅シロップを作って今年で3年目になります。それまで梅仕事なんてまったくの他人事、自分自身でやろうと思ったことはなかったのですが、義母が作るハチミツ梅シロップを炭酸水で割ったジュースが格別においしくて……。一緒に仕込むようになりました。

 梅シロップは、一般的に青梅を砂糖で漬けたもので、早くて約10日目~1か月辺りから飲めるといいます。我が家では、何十年も庭にある梅の木から採れた青梅を義母がハチミツに漬け込んでおり、こっくりしたハチミツ特有の甘みと青梅の酸味が美味しいです。

 しかし、初めて梅シロップを漬けた年から悩み困ったのが、漬けた梅の“実”の活用です。定番の活用法は砂糖で煮た梅ジャムへの加工ですが、私はジャム自体を普段使うことがないのでその手間をかけることに気が進まなかったのです。そこで、そのまま実と種を分けて瓶に詰めておいて料理に活用するのが、自分には合っていると思い実践しています。煮ずにそのまま活用すると、青梅特有のカリカリ食感を味わえるのもおいしいポイントの1つです。夏バテ予防にもなる梅、食事の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

カレーのコクがアップ そのまま具材で食べても、細かく刻んで隠し味にしても

刻み梅と夏野菜の煮込みカレー【写真:こばやしなつみ】
刻み梅と夏野菜の煮込みカレー【写真:こばやしなつみ】

 これからは、トマトやナス、ズッキーニなどの夏野菜を存分に使った夏野菜カレーがおいしい季節です。甘みを存分に含んだ梅の実を入れることによって、カレーのコクが増します。基本的に梅の実の量はお好みですが、細かく刻んで隠し味的に使ってもよし、大きめのままたくさん入れて梅の存在感たっぷりのカレーもおいしいです。また、刻んだだけの梅をカレーに添えて一緒に食べても、福神漬けのよう食感を味わえます。

○活用術1 カレーのコク出しに

【分量の目安】
カレー1人分に対して梅の実1~2つ

【作り方】
1、野菜などの具材を炒めた後、水を加える際に、お好みの大きさに切った梅の実を加えてから一緒に煮込む
2、野菜などの具材と梅の実を煮詰めた後、カレーのルーを入れて煮たら完成