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メーガン妃 裁判の核心を隠す理由に疑問の声 5人の親友の実名報道差し止めを訴える

著者:森 昌利

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メーガン妃【写真:Getty Images】
メーガン妃【写真:Getty Images】

被告以外の新聞社は5人を特定し写真を掲載

 英タブロイド新聞「メール・オン・サンデー」(デイリー・メール日曜版)との裁判が泥沼化の様相を呈している中、メーガン妃が5人の親友の実名報道を差し止める訴えを起こしていたことが明らかになった。英大衆紙「ザ・サン」はすでに同記事内で、5人の友人を特定。黒人インフルエンサーに攻撃的なメッセージを送り波紋を呼ぶまで大親友だった、カナダ人スタイリストのジェシカ・マルロニーさんをはじめ、5人がメーガン妃に熱烈ハグやキスをされているツーショット写真も掲載している。

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「サン」紙が掲載した記事によると、メーガン妃は米有名雑誌「ピープル」に匿名で取材に応じた親友5人について「5人とも一般人。若き母親もいて、プライバシーを守られる権利がある」として、友人たちの実名報道禁止を裁判所に訴えていた。

 またメーガン妃は「裁判にかけられているのは『メール・オン・サンデー』であり、彼女たちでも私でもない」と主張。あくまで裁かれる立場にあるのは、英タブロイド新聞であることを強く示唆した。

 しかし、今回メーガン妃に「不当かつ不正に私信を公開した」として訴えられた被告側の「メール・オン・サンデー」紙は、この5人のインタビューを読んで、トーマス・マークルさんが反論のために手紙を公開する決意をしたことを伝えた。

 このインタビューが私信の存在を知らしめたことで「手紙の公開を決めた」と主張していることから、5人は重要な証人となり、匿名性を守ることには議論の余地が生まれる。

 ただし現時点では「メール・オン・サンデー」側は、5人の実名報道に関しては「公表する気はまったくない」と回答。結果的にメーガン妃の訴えが杞憂に終わったように見える。しかし第2審でこの5人のインタビューが争点となり、証人として喚問された場合は実名報道も避けられない事態になりそうだ。

 そもそも5人の親友たちがメーガン妃に同情したのがきっかけと言われるが、自分たちから雑誌にインタビューを売り込んだ経緯がある。それがトーマスさんの背中を押した形となり、「メール・オン・サンデー」に手紙を持ち込み、反論記事を掲載。挙げ句の果てには裁判にまで発展してしまったのだから、彼女たちのプライバシーが犠牲になるのも身から出たさびと言えるのかもしれない。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)