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エリザベス女王の傷心 メーガン妃の「守ってくれなかった」主張 “力技”に不快感を抱く王室メンバーも
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英タブロイド紙との裁判書類の記述 妊娠中もバッシングを受けた
エリザベス女王が傷心だという。それはメーガン妃が英タブロイド紙「メール・オン・サンデー」(デイリー・メール日曜版)を相手に訴えた裁判書類の中で、「王室は守ってくれなかった」という記載があったことが原因だという。王室専門家は、婚約当時からメーガン妃の王室入りを歓迎していた女王が深く傷付いていると証言した。メーガン妃の弁護団は、王室から擁護されなかった妃はプライバシーも守られず、妊娠中も度重なる英メディアからのバッシングを受けたと主張するとみられている。
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英大衆紙「デイリー・エクスプレス」は、メーガン妃が王室は「私を守ってくれなかった」と裁判書類に記載した件を「破壊的なショック」といった見出しで伝えた。メーガン妃は、ケンジントン・パレスの側近から実父トーマス・マークルさんとの確執報道について、「ノーコメントを貫くように」と指示をされたと主張している。
メーガン妃側は、こうした王室の対応がタブロイド新聞からのバッシングの原因となり自身の王室内の孤立を深めた要因だとしているわけだが、「王室に冷遇された」というイメージも生まれ、王室専門家は「そのことが女王に心労を与えている」と語った。
記事では「デイリー・ミラー」王室番のラッセル・マイヤーズ氏が王室専門ポッド・キャスト「ポッド・セーブ・ザ・クイーン」に出演した際のコメントを引用。マイヤーズ氏が王室筋に取材したところ、今回のメーガン妃の主張で女王は傷付き、王室内の主要メンバーたちも失望を隠せず、妃の弁護団の“力技”に不快感を示していると伝えた。
マイヤーズ氏は、メーガン妃が王室入りした際に「ロイヤルファミリー全員が彼女を気に入っていました。特にチャールズ皇太子が気に入ったことは有名です」と語っている。またエリザベス女王は、まだ婚約者だった妃をクリスマス礼拝に招待したり、王室入りから間もなく専用列車で公務に同行させたりするなど、異例の待遇をしたことで知られている。
そんな状況にありながら、メーガン妃が明かした「守ってくれなかった」という主張。ヘンリー王子の花嫁を歓迎した女王や英王室がいかにショックを受けているかということを、マイヤーズ氏は指摘したという。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)