Hint-Pot | ヒントポット ―くらしがきらめく ヒントのギフト―

海外ニュース

メーガン妃とヘンリー王子 英国民の評価はさらに下降 “永久追放”を要求する人は4割に

公開日:  /  更新日:

著者:森 昌利

ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】
ヘンリー王子とメーガン妃【写真:AP】

2000人に調査 伝記の出版が大きく影響

 8月11日に出版されるメーガン妃とヘンリー王子の伝記「Finding Freedom(自由を探して)」。発売前に内容の一部が公開されると、この話題が連日英メディアをにぎわせている。そうした中、英国のオンライン市場調査会社「OnePoll(ワン・ポール)」が伝記出版について、2000人の英国成人を対象にしたアンケートを実施。57%が王室に「取り返しのつかないダメージ与える」と答え、夫妻の王室からの“永久追放”に40%が賛成していることが分かった。夫妻が最後の公務に臨んだのは3月の「コモンウェルス・デー」の式典で、ヘンリー王子の表情が「感傷的で動揺していた」と話題になったことも。暴露本とも言える伝記出版で、2人の“王室復帰”の可能性は完全に断たれてしまったのか。

 ◇ ◇ ◇

 英大衆紙「デイリー・ミラー」が掲載した記事によると、英王室に「取り返しのつかないダメージを与える」と答えた人が何と57%に上ったことが明らかになった。

「ミラー」紙は、こうした一般国民の心情は「暴露本の出版で、公にされなくても良いスキャンダルが表に出ることが最大の原因」と解説している。その結果、3分の2に当たる67%が、伝記の内容がエリザベス女王をはじめとするロイヤルメンバーと、メーガン妃とヘンリー王子の関係をさらに悪化させると答えている。

 エリザベス女王の次男アンドリュー王子による少女への性的虐待疑惑も、過半数以上の英国成人が「深刻なダメージを与えた」と答えたが、それでも54%。どうやら英国民は今回のメーガン妃とヘンリー王子の伝記出版の方が、王室に与える打撃は大きいと感じているようだ。

 また、40%がヘンリー王子夫妻の英王室からの「“永久追放”を要求する」と回答。30%が2人の“王室引退”後、英王室の評判が下降していると答えている。他にも王室廃止に賛成が37%で、王室継続賛成の41%に肉薄する結果となった。今回の伝記出版は英王室に測り知れないダメージを与えてしまったようだ。

(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)