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ヘンリー王子 “3番目”が不満だった メーガン妃が払拭した兄夫婦へのコンプレックスが明らかに
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「自分は小さい木の実のようだ」と嘆いていたと専門家
独身時代はキャサリン妃とウイリアム王子と一緒にさまざまなイベントに出席したヘンリー王子。しかし輝くような兄夫婦のオーラに隠れて、自分は“本当に小さな存在”と嘆くような思いがあったという。
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英大衆紙「デイリー・メール」が掲載したところによると、雑誌「ヴァニティ・フェア」のロイヤル担当で王室専門家として知られるケイティ・ニコール氏が、独身時代のヘンリー王子が「自分は3番目の車輪のようだ」と話し、キャサリン妃とウイリアム王子の陰に隠れた自分の存在を卑下していたと明らかにした。
暴露本とも言われる伝記「Finding Freedom(自由を探して)」では、兄夫婦であるウイリアム王子夫妻との確執が明かされているが、こうしたコンプレックスも作用したのだろうか。
キャサリン妃とウイリアム王子と3人で公務を行うことが多かったヘンリー王子は当時、「自分はグースベリー(英国で見られる“小さな”実のフルーツ)のようなものだ」と自分の立場を嘆いたのをニコール氏も聞いたことがあるという。
しかし、ヘンリー王子はメーガン妃と知り合ったことで、こうした“3番目”だという苦い思いから抜け出した。ウイリアム王子とキャサリン妃とのトリオは居心地が良く、都合は良かったが、ヘンリー王子が実際に望んでいた立場ではなかったのだ。
ニコール氏は「メーガン妃は“触媒”です。ヘンリー王子は自信家のメーガン妃と知り合ったことで、化学反応を起こしたように、自分にも自信を持つことができたのです」と語り、ヘンリー王子がメーガン妃と付き合ったことをきっかけにして、自分を主張できるようになったと証言する。
こうして自分にも頼りになるパートナーができたことで、“3番目の車輪”としての存在から抜け出したと思ったヘンリー王子だが、そこから自信過剰となって、エゴも肥大してしまったのだろうか。
その後の“王室引退”までに結び付くさまざまなドラマも、自信満々のメーガン妃との“コンビネーション”で払拭できたと思ったコンプレックスが根底にあるとしたら、それも納得できる話である。
(イギリス・森昌利/Masatoshi Mori)